NFTをマーケットプレイスで売却しなくても資金調達できるNFTfi。同サービスはCoinDesk(コインデスク)やBloomberg(ブルームバーグ)、The Block(ザ・ブロック)など、さまざまなメディアでも取り上げられている。
しかし、日本国内ではまだ知名度が低く、情報も少ないのが現状だ。NFTfiとは一体どのような仕組みのサービスなのだろうか。また、NFTfiを利用することで具体的にどのようなメリットを得られるのだろうか。
今回の記事では、NFTや仮想通貨を活用して資金形成を行っている方に向けて、NFTfiの基本的な知識を解説する。この記事を読むことで、NFTfiの特徴やメリットなど、理解を深められるようになるので、ぜひ参考にしてみてほしい。
<【PR】口座をまだお持ちでない方へ>
NFTや仮想通貨の取引、およびブロックチェーンゲームのプレイには仮想通貨が必要となる。仮想通貨は仮想通貨取引所から入手できるので、まだ口座を開設していない方は、事前に開設しておこう。
国内であればCoincheckがおすすめだ。Coincheckは国内の取引所の中では取り扱い通貨数が多く、取引手数料もお得で良心的だ。
なお、他の取引所と比較したい方は以下の記事を参考にするとよい。
NFTfiとは
NFTfiとは、NFTを担保にすることでwETH(ラップドイーサリアム)やDAI(ダイ)などの仮想通貨を借りられるプロトコルだ。CEOはStephen Young(スティーブン・ヤング)氏が務める。
NFTfiは、NFTに基づいた経済システムを活性化させるために立ち上げられた。革新的なメカニズムを用いてユーザーフレンドリーなシステムを確立している。
CoinFund(コインファンド)やMaven 11(メイブン・11)、Collab+Currency(コラボ・プラス・カレンシー)などの複数企業から投資を受けており、高い期待が寄せられていることがうかがえる。
加えて、ブロックチェーンサービスのFlow(フロー)や、モバイルゲーム企業のAnimoca Brands Corporation(アニモカ・ブランド・コーポレーション)ともパートナーシップを結んでいる。
それでは次にNFTfiの仕組みについてご紹介しよう。
NFTfiの仕組み
NFTfiは、NFTを一時的に他のユーザーに預けることで、そのユーザーから資金調達できるシステムだ。
資金調達のためにマーケットプレイス等でNFTを売却してしまうと、そのNFTを再び入手できるかはわからない。しかし、NFTfiではNFTを手放すのはあくまで一時的であり、最終的に自分の元にNFTが返ってくる。資金調達とNFTの保持を同時に叶えられるのだ。
一方、仮想通貨を貸す側のユーザーは、借り手が支払う利子から収益を得られる。万が一ローンが返済されない場合であっても、担保としているNFTを受け取ることができる仕組みだ。
NFTfiの特徴やメリット
NFTfiの優れている点としては、借り手はNFTを売却せずに資金を入手できる一方、貸し手は市場価格よりも低い価格でNFTを入手できる、両者にとってメリットのある仕組みが挙げられるだろう。以下では借り手と貸し手のそれぞれの視点でメリットを解説する。
借り手のメリット
借り手は、NFTを担保として提供することで、他のユーザーからローンのオファーを受けられる。ローンのオファーを受諾すると、担保のNFTはスマートコントラクトに基づいて貸し手のウォレットに送られ、借り手はwETHかDAIを入手することが可能だ。
一般的にNFTは流動性が低く、売却して仮想通貨に換金するには時間を要する。一方、NFTfiでは、NFTを流動性の高いwETHやDAIといった仮想通貨に交換できるため、NFTを活用した資産運用が効率的に行える。したがって、手元にあるNFTを有効活用したい人やすぐにお金が欲しい方にとって、NFTを仮想通貨に交換できることは大きなメリットといえるだろう。
貸し手のメリット
貸し手は、150種類以上のNFTコレクションの中からNFTを一時的に受け取れる。
例えば、CryptoPunks(クリプト・パンク)やBored Apes(ボアード・エイプ)、Art Blocks(アート・ブロックス)、Mutant Apes(ミュータント・エイプ)、VeeFriends(ビーフレンズ)などの有名な銘柄も含まれる。
また、仮想通貨を貸し付けることで、手数料を受け取れることもあり、万が一貸付分が返済されなくても価値のあるNFTが手元に残る。
貸し手の中には、「loan-to-own(所有するために貸す)」ビジネスに特化してNFTfiを使用する人も見受けられる。
NFTfiのターゲットとは
NFTfiが狙う借り手側のターゲットは、手元にあるNFTを有効活用したい、NFTをすぐに換金したいと考えている層だ。また、貸し手側のターゲットとしては、NFTを担保として受け入れることでより多くの人にお金を貸し付けたい層と考えられる。
また、公式ページで紹介されているように、以下のメリットを得るためにNFTfiのサービスを利用している人が多い。
- 一時的なニーズに対して即座に対応できる
- 短期的な投資の機会による利点を得られる
- 長期的な投資の機会による利点を得られる
- 市場状況にあわせてNFTを販売する機会を調整できる
- 譲渡所得課税を延期するためにNFTを販売する機会を調整できる
- 価値のあるアセットを販売せずに、現実世界で使える資金を創出できる
NFTfiの公式Discord(ディスコード)では、他のユーザーと交流できるので、どのようなユーザーが使用しているか理解を深めるためにコミュニティに参加してみるとよいだろう。
NFTfiの注目度
NFTfiの公式Twitter(ツイッター)を確認すると、2022年3月7日時点で1.85万人フォロワーが存在することが確認できる。ちなみに、Discordの参加人数は6,021人だ。
さらに、CoinDesk(コインデスク)やBloomberg(ブルームバーグ)、The Block(ザ・ブロック)、TechCrunch(テッククランチ)などのメディアでの掲載実績を誇り、注目度の高さがうかがえる。
【PR】これからNFT投資を始める方へ
NFT取引を楽しむ上で仮想通貨は必須となる。まだ仮想通貨の口座をお持ちでない方はこの機会に開設しておくとよい。仮想通貨取引所は国内外さまざまなサービスがあるが、日本円から仮想通貨への換金の必要性を考えると、国内取引所の口座は必ずひとつは持っておきたい。
有名な取引所はどこもサポート体制が手厚く、優劣はつけ難いが、NFT投資に取り組むのであればCoincheckがおすすめだ。Coincheckでは「Coincheck NFT」というサービスを展開しており、早くからNFT分野に力を入れている。加えて、ダウンロード数No.1、取り扱い通貨数国内最大級を誇り、多くの方から選ばれている。
- ダウンロード数国内No.1
- 取り扱い通貨国内最大級
- スマホで即日開設可
- 取引手数料無料
Coincheckの口座は無料で開設できる。今すぐ開設したい方は以下のバナーから手続きを進めるとよい。
また、他の取引所も検討したい方は以下の記事を参考にするとよい。
NFTfiを利用してみよう
今回の記事では、NFTfiに興味がある方に向けて、サービスの内容や特徴、メリットを解説した。
NFTfiとはNFTを担保にすることで資金調達できるプロトコルだ。NFTや仮想通貨を使用して投資活動を実施している人にとっては、一時的にローンを入手できるため、利点のあるサービスといえるだろう。例えば、入手した資金で新しいNFTコレクションを入手したり、ブロックチェーンゲームの初期費用等に使うことができる。
借りた分を期限までにしっかりと返済すれば、NFTも返却されるので、計画的に利用すれば自分の所有するNFTを失う心配はない。
現在は、ウォレットにMetaMask(メタマスク)を採用しているので、アカウントを持っていない人は登録するところから始めてみよう。
以下の記事では、MetaMaskの始め方について解説しているので、ぜひ参考にしてみてほしい。