スポーツアパレル企業のPuma(プーマ)が独自のメタバースである「Black Station(ブラック・ステーション)」をリリースしたことが明らかになった。
メタバースに関連した新しいWebサイトの開設に伴って、現実世界に存在するスニーカーと引き換えられるNFTも提供する。これはニューヨークファッションウィークで披露する予定の「FUTROGRADE(ヒューローグレード)」とタイアップさせる予定だという。
ちなみに、FUTROGRADEはファッションや音楽、スポーツをフィーチャーしたイベントで、デジタルと現実世界を融合させてPumaの掲げるファッションのビジョンを発表する。
Black Stationには3つのポータルが用意されており、ユーザーはそこから3つの体験をすることができる。
3つのポータルのうち9月7日にオープンした2つのポータルでは「Nitro NFRNO」と「Nitro Fastroid」と呼ばれるNFTスニーカーの展示を行っている。これらのスニーカーはPumaのNFTである「Nitropass(ニトロパス)」に関連したアイテムだ。
Nitropassを所有しているユーザーだけが2つのスニーカーにアクセスできる。片方は現実世界に存在するスニーカーと結びつけられており、もう一方はスニーカーと関連した体験と結びつけられている。
ニューヨークファッションウィークが終了した後に、ユーザーはNFTをバーンすることでスニーカーを受け取れるという。
3つ目のポータルでは、ニューヨークファッションウィークのデジタル版イベントが開催され、ユーザーはメタバース上でコレクションを見ることができる。
Pumaはファンと新たな方法でコミュニケーションを図るために、クリエイティブ事業を手掛けるFTR社の協力のもと今回のプロジェクトを進めてきた。
FTR社は公式Twitter(ツイッター)で「将来やクリエイティブな目標のビジョンを共有するパートナーと働けることは喜びです。私たちはこれまで取り組んできたものを世界に向けて発信することがとても楽しみです。」といった旨の投稿をしている。
なお、Black StationではMetaMask(メタマスク)かWalletConnect(ウォレットコネクト)、Coinbase(コインベース)のいずれかのウォレットと接続させることが可能だ。
MetaMaskの開設方法に関しては、以下の記事を参考にしてみてほしい。
【初心者向け】NFT取引に必要なMetaMask(メタマスク)の登録方法|入金・出金手続きを画像付きで解説
Black Stationの最新情報に関しては、TwitterやDiscord(ディスコード)などをチェックするとよいだろう。
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