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韓国のアイドルグループBTSがNFTのデジタルトレーディングカードを販売

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世界的に絶大な人気を誇る韓国のアイドルグループ、「BTS(ビー・ティー・エス:防弾少年団)」がNFT事業に参入したことが話題を集めた。メンバー7人それぞれのデジタルトレーディングカードが販売される予定だ。

BTSが所属する韓国の芸能事務所「HYBE(ハイブ)」は、暗号通貨取引所の「UPbit(アップビット)」を運営する「Dunamu(ドゥナム)社」との合併会社を設立し、NFTビジネスを展開するという。

Dunamu社はブロックチェーン事業を展開する韓国のスタートアップ企業だ。HYBEは、Dunamu社の株式2.5%を5000億ウォン(約484億円)で購入する予定だ。さらに、Dunamu社はHYBEの株式5.6%に相当する7000億ウォン(約676億円)の株式を新たに入手する。

今回発売されるBTSのデジタルトレーディングカードは、メンバーが動いたり、声を出すなどのアクションを楽しめるNFTだ。同カードは「Weverse(ウィバース)」と呼ばれる韓国のファンコミュニティプラットフォームで取引できるようになるという。

アイドルのカードといえば、これまで複製や偽造、無断販売されていたことが問題視されていた。唯一の価値を保証するNFT技術は、カードの価値を保ちながら、公正な取引を可能にする。そのため、従来の課題を克服できると期待されている。

デジタルトレーディングカードの販売時期や具体的な販売方法は現時点では未定(2021年11月)である。

HYBEは、BTSのデジタル領域における取り組みを積極的に行う予定だ。今後はBTSのビデオゲームや、韓国のデジタルコミック「Webtoon(ウェブトゥーン)」に関連したビジネスを展開する。

さらに、HYBEだけでなく、韓国の大手芸能プロダクションのJYP Entertainment(JYP・エンターテインメント)やSM entertainment(SM・エンターテインメント)、YG Entertainment(YG・エンターテインメント)も最新テックを取り入れたビジネスを次々とスタートしている。

例えば、JYP EntertainmentもDunamu社とパートナーシップを結んでいたり、2019年にSM entertainmentがブロックチェーンプラットフォームをリリースするなど、それぞれの企業がNFT関連の取り組みを積極的に行う様子がうかがえる。

日本のエンタメ業界ではまだNFTを活用したビジネスを展開する動きは目立っていない。今後、ファンとアーティストをつなぐ新たなコミュニティとしてNFTは利用されていくのだろうか__。

コインチェック

参考URL:

https://techcrunch.com/2021/11/04/bts-enters-nft-market-in-joint-venture-with-upbit/

https://news.yahoo.co.jp/articles/9a55f6e1ce4102360fef09d4fe8bd926a7efce97

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