GameFi開発のプラットフォームとして人気な「BinaryX」は、P2E傘下のGameFi空間で初めて、無料でプレイできるPlay&Earnの自動チェス戦略ゲーム「CyberChess」のリリースを発表した。
BinaryXは分散型デリバティブ取引システムとしてスタートしたが、GameFiやメタバースゲームへの人気に目をつけ、分散型ビデオゲームの開発に力を入れるようになった。現在は、IGOをサポートするGameFiプラットフォームへと移行しつつある。
同社はBNB Chainのトップ10プロジェクトであり、コインホルダーは100k以上、月間アクティブウォレットは15Kほどの規模を誇る。また、BNBチェーンにおける取引量についてはメタバースプロジェクトにおいて最大級としており、時価総額は3億ドル以上にもなる。
同ゲームは一般的なPlay-to-Earnゲームとは異なり、初期投資をせずにゲームを始められる「Free-to-Play, Play and Earn」 型のWeb3ゲームとして誕生した。新規でゲームを始める際は、ヒーロー5つと2つのスキルをそれぞれ無料で召喚して対戦に参加する。
もちろん、参加者はゲームを楽しみながら、その過程でトークンを取得して稼ぐことが可能だ。
ゲーム内容は、オートチェスゲームの従来の形式に敬意を表し、GameFiプレイヤーが体験を楽しめるような設計となっている。RankedモードとArenaモードの2つの対戦モードが用意されており、プレイヤーはいずれかを選択できる。
無料でヒーローやスキルを追加できる特典は、GameFiへの参入障壁を低くして参加者を増やすことが目的だという。ヒーローやスキルを追加したい場合は、ゲーム内での課金やリチャージが必要となる。
Cyberシリーズの3作目として発表されたCyberChessは、BNXの有用性を高めることを狙い、BNXトークン所有者がゲーム内で多くのゴールドを消費できるよう新しい方法を提供している。
CyberChess内で使われた「ゴールド」は、ゲームの開発資金、エコシステム全体のコミュニティやリソースを管理するためのDAO機能サポートに充てられる。
Web3.0のユーザーにとって、これまでのPlay-to-Earnゲームとはまた一味違うCyberChessは、GameFiの世界への新たな入り口を提供してくれるだろう。