CyberDragon（サイバードラゴン）とは？ゲームの始め方、稼ぎ方などを解説！

BinaryXは分散型デリバティブ取引システムとしてスタートしたサービスだ。現在はWeb2開発者とWeb3の橋渡しをするIGOサービスを提供するGameFiプラットフォームへと移行している。

2022年現在、BNBが手がけるブロックチェーンのトップ10プロジェクトの1つとして注目を集めており、取引量最大のメタバースプロジェクトは時価総額3億円を超えるという。直近では「CyberChess」というゲームを発表しており、同プラットフォームに注目している読者も少なくないだろう。

そこで今回は、BinaryXチームが提供する人気NFTゲーム「CyberDragon」について紹介する。

なお、他の取引所と比較したい方は以下の記事を参考にするとよい。

CyberDragon（サイバードラゴン）とは？

CyberDragonは、Binance Smart Chain（BSC）をベースとしたオンラインゲームである。

プレイヤーは、ヒーローを募集し、ダンジョンに挑戦し、ヒーローのレベルを上げ、レアアイテムを集める。集めたレアアイテムはヒーローに装備することができ、アイテムを装備することでヒーローのステータスが向上し、より効率的にゲーム内で使える通貨を獲得できる。

 ゲームをプレイすることで得られるGOLDなどの通貨は、バイナンスなどの取引所で売却することができ、獲得したGOLDなどの通貨の売却を通じて稼ぐことができる。

CyberDragonの運営者情報

CyberDragonは、BinaryXチームによって提供されているサービスである。

BinaryXは、分散型デリバティブ取引システムとして始まった。その後、分散型ビデオゲームの開発へと発展し、現在は、Web2開発者とWeb3の橋渡しをするIGOサービスを提供するGameFiプラットフォームへと移行した。

2022年12月現在、BinanceとGate.ioに上場している。

BinaryXは、2022年現在、BNBチェーン（暗号資産取引所バイナンス（Binance）が手がけるブロックチェーン）のトップ10プロジェクトの1つとして、100k以上のコインホルダーと15Kの月間アクティブウォレットを有しているなど、注目を集めるプロジェクトだ。

また、BNBチェーン上の取引量では最大のメタバースプロジェクトの1つであり、時価総額は3億円以上である。あとで説明するが、BinaryXには独自トークンのBNXがあり、弱気市場にもかかわらず、一貫して強いパフォーマンスを示すなど、投資家からの期待値は非常に高い。

CyberDragonのパートナー企業

BinaryXはBinanceJEXと深い戦略的パートナーシップを結んでいる。

Binance JEXは、バイナンスが買収した仮想通貨デリバティブ取引所だ。BinanceがJEXという仮想通貨FX取引所を買収したことにより誕生した。

Binance JEXは、Binanceグループの一員であり、Binanceの顧客に先物取引、オプション、そのほかのデリバティブ製品を含むプロフェッショナルサービスを提供している。

将来的には、Binance JEXでより革新的な派生製品を提供するなど、暗号資産デリバティブ市場でのさらなる展開を目指している。

CyberDragon（サイバードラゴン）のゲーム内容を紹介

CyberDragonは、Binanceスマートチェーンに基づいたPlay to Earnゲームである。

Play to Earnとは、「ゲームなどのサービスを利用した結果として暗号資産やNFTといったデジタル資産を獲得でき、それらを売買することで収益を得られる」という一連のサービス体験を総称したコンセプトのことだ。

ユーザーはCyber DragonゲームをプレイすることでCyber Dragon Golds（ゴールド）を獲得できる。最終的には、究極のボスである「サイバー・ドラゴン」を倒すことに挑戦する。このように「ゲームをプレイするだけ」でアイテムやコインを獲得することが可能だ。

ドラゴンを倒すと、ドラゴンの宝物庫の報酬を受け取ることができる。なお、ドラゴンの宝箱には、全プレイヤーが支払ったトークンが納められている。

倒されたサイバー・ドラゴンは生まれ変わって強くなり、再び宝物庫の財産を蓄えるというサイクルを繰り返していく。

CyberDragonは、ヒーローをリクルートするところから始まる。ヒーローをリクルートする際には、ランダムにクラスが割り当てられる。

現在サポートされているクラスはWarrior、Rogue、Mage、Knight、Ranger、Priest、Druidの7種。詳細は以下の通りだ。

ウォーリア（Warrior）

勇敢で経験豊富なファイターであるウォーリアは、チームを守る頼もしい存在である。魔法の杖を除くすべての片手武器と両手武器を装備できる。また、軽盾、重盾、中鎧、重鎧を装備することが可能だ。タウント/ガードスキルでチームメイトを守ることができる。

ローグ（Rogue）

二刀流を得意とするローグは、物理的に大きなダメージを与えることができる。

ローグはすべての片手武器、ライトシールド、ライトアーマー、ミディアムアーマーを装備することが可能だ。

ローグは高い敏捷性を持っており、ダメージをかわしたり回避したりできる。さらに、戦闘中にStealスキルを使用し、チームのためにアイテムやレアな装備を盗むことができる。戦闘以外では、ローグはライフスキルに関して多才で、デイリーワークで相当な額のゴールドトークンを稼ぐことが可能だ。

メイジ（Mage）

Mageはエレメントを操る達人である。装備できるのは魔法の杖とローブのみで、盾や鎧は使えない。精神と知性が最も高く成長し、AOEダメージを与えるのが得意だ。また、魔法装備の作成、装備のエンチャント、チーム戦の能力向上も可能である。

ナイト（Knight）

ナイトは、オーラスキルでチームにバフを付与できる不動の戦士である。全ての片手武器（魔法の杖を除く）、軽盾、重盾、中鎧、重鎧を装備できる。ナイトはコンスティテューションとスピリットが最も早く成長する。戦闘力はそれほど高くないが、上級者向けのオーラスキルはチームに心強いサポートを提供する。

レンジャー（Ranger）

レンジャーは、サバイバルのエキスパートである。弓を使った致命的な一撃、チームを率いてトラップを回避、敵の側面に回り込んで奇襲攻撃を仕掛けたりできる。弓やクロスボウ、軽鎧や中鎧を装備できるが、盾は装備できない。レンジャーはStrength、Agility、Constitutionがバランス良く成長し、冒険やチャレンジャー大会で活躍できる。

プリースト（Priest）

プリーストは、戦闘に欠かせないヒーラーである。すべての杖、ライトシールド、ローブを装備できる。プリーストは、知性、精神、意志の成長を促進できる。強力なヒーリング能力はチームメイトの生存率を向上させる。

ドルイド（Druid）

ドルイドはバランスの取れた属性を持っている。全てのワンド、ライトシールド、ミディアムアーマーを装備できる。知性とコンスティテューションのステータスが強化されている。戦闘においては他のどのメイジ・クラスにも劣らない恐ろしさを持ち、驚異的な生存能力を持っていることが特徴だ。

知性とコンスティテューションのステータスが他のヒーローよりも強化されている。戦闘においては他のどのメイジ・クラスにも劣らない恐ろしさを持ち、驚異的な生存能力を持っていることが特徴だ。

ゲーム内トークンBNX・GOLD・Crystalについて

CyberDragonでは、BNX・ゴールドを使用したマルチトークン経済システムを採用している。

BNXとは

BNXは、サイバー・ドラゴンのガバナンス・トークンである。BNXトークンの保有者は、コミュニティのガバナンスに参加し、ゲームの主要な決定事項の投票に参加できる。

ヒーローの作成、レア装備の鍛錬、サイバードラゴンダンジョンや一部の上位ダンジョンへの挑戦など、ゲームの主要な操作にはBNXトークンの消費が必要である。

GOLDとは

CyberDragonのゲーム内においては「ゴールド」が主要通貨だ。ゲーム内の多くの消費シーンでゴールドが必要となる。

たとえば、ヒーローのアップグレードではゴールドの消費を伴う。ダンジョンに挑戦するときの費用や、装備品を準備するためにもゴールドが必要だ。また、ゴールドを使って他のプレイヤーが操作するヒーローを雇い、一緒にチームを結成することもできる。

Crystalとは

Crystalは、GOLDよりも新しくゲームに導入された通貨である。GOLDと同様に、CrystalもNFTのアップグレード、戦利品ボックスの購入、装備の再鋳造に使用されるゲーム内通貨として使用できる。

CyberDragon（サイバードラゴン）での稼ぎ方

CyberDragonでは、戦士やローグなどのキャラクターを選ぶことから始め、ゲーム内通貨「GOLD」を消費してレベルアップできる。このトークンは、ダンジョンでの「ダンジョンアドベンチャー」や「デイリーマイニング」で集めることが可能だ。

プレーヤーは、ダンジョンアドベンチャーやデイリーマイニングを通じて獲得した通貨（GOLDもしくはCRYSTAL）を、BinaryXをリスティングしている取引所で売買して稼ぐことができる。

そこで以下では、収益の源泉となるダンジョンアドベンチャー、デイリーマイニングについて詳しく説明する。

ダンジョンアドベンチャー

ダンジョンアドベンチャーはCyberDragonのゲームの醍醐味である。

ダンジョンでは、モンスターを倒し、ボスに挑み、宝箱を入手できる。ゴールド、アイテム、スキルブック、レアな装備品など入手できるものは様々だ。

プレーヤーは、ダンジョンアドベンチャーを通じて獲得した宝箱からGOLD（トークン）を得られる。クリアの難しいダンジョンでは、レアなアイテムを入手することができ、それを売却することによってGOLDを得ることも可能だ。

ヒーローは2種類のアドベンチャーに参加できる。スモールダンジョンとラージダンジョンだ。以下では、それぞれのアドベンチャーについて詳しく説明する。

スモールダンジョン

スモールダンジョンは、一人のヒーローでも挑戦することができるアドベンチャーだ。

ダンジョンの深部へヒーローを送り込むと、ダンジョンの難易度に応じたモンスターがランダムに生成され、戦うことができる。戦闘を手動で操作する必要はない。ヒーローが勝利して戻ってくると、ダンジョン報酬を受け取ることができる。

ダンジョンによっては、ランダムでボスと遭遇し、さらに豪華な報酬を受け取ることができる。ヒーローが戦闘に負けた場合でも、それまでに勝利した報酬の一部を受け取ることが可能だ。

各ヒーローには1日に挑戦できる冒険の回数に制限がある。レベル1〜3のヒーローは3つのスモールダンジョンに挑戦でき、レベル4以上のヒーローはそのレベルと同じ数のアドベンチャーを行うことができる。冒険の回数は毎日12時にリセットされる。

アドベンチャーに参加するにはゴールドが必要だ。ゴールドとBNXの価格の変動に応じて、スモールダンジョンへの挑戦に必要な金額は変化する。

ラージダンジョン 

ラージダンジョンは2人以上のヒーローで構成されたチームでのみ挑戦できるアドベンチャーだ。チームをラージダンジョンに派遣すると、システムによりモンスターがランダムに生成され、チームと一緒に戦うことができる。

ラージダンジョンには複数のステージが存在する場合がある。各ステージにはボスが存在し、最終的にはダンジョン内にラスボスがいて、ヒーローたちを待ち受けている。

各ステージをクリアすると、次のステージに進むか、ダンジョンから撤退するかを選べる。ラージダンジョンで敗北した場合、このチャレンジの報酬はすべて失われるので注意が必要だ。

デイリーマイニング

ダンジョンに挑戦してGOLDをゲットすることも、Cyber Dragonの醍醐味であるが、デイリーマイングでGOLDを稼ぐこともできる。

ダンジョンに出ていないとき、キャラクターはゴールドを稼げるいくつかの仕事に取り組める。これがデイリーマイングだ。ボタンをクリックするだけで、キャラクターが働き始め、GOLDを獲得できる。ただし、一定期間放置したままでいると報酬は低下するので注意が必要だ。

仕事の種類によって、属性やレベルに条件が課される場合がある。条件が高いほど、獲得できるゴールドは多くなる。

ヒーローには、2,592,000ブロック（約90日間）の採掘上限を持つブースト採掘期間が設定されている。採掘を開始すると、ヒーローは継続的に採掘トークンを獲得できる。

プレイヤーはいつでもヒーローの仕事を辞められるが、再び毎日の採掘に参加できないので注意して欲しい。

日雇い労働に参加することで、ヒーローは継続的にゴールドを獲得できる。日雇い作業中、ヒーローはロックされ、日雇い作業を終えるまでダンジョンなどの他のアクティビティに参加できなくなる。

以下のリストは、デイリーマイングとしてヒーローが行うことができる仕事である。

	参加可能なクラス	参加可能なレベル	参加可能な属性	報酬
アルバイト	全て	1以上	ー	1ブロックあたりの報酬: 0.015Gold
木こり	ウォーリア	1以上	Strength(体力)≧86、Constitution(体格)≧61	ブロックごとの報酬: 0.015 + (主人公のStrength属性-85) x 0.005 Gold
ワインメーカー	ローグ	1以上	敏捷≧86、体力≧61	1ブロックあたりの報酬：0.015 + (主人公のAgility属性-85) x 0.005 Gold
ハンティング	レンジャー	1以上	Strength≧86、Agility≧61	ブロックごとの報酬：0.015 + (主人公のStrength属性-85) x0.005 Gold
スクロールスクライブ	メイジ	1以上	知性≧86、精神≧61	1ブロックあたりの報酬：0.015 + (主人公の知性属性-85) x 0.005 Gold
プリーチング	プリースト	1以上	知力≧86、意志力≧61	1ブロックあたりの報酬：0.015 + (主人公の知性属性-85) x 0.005 Gold
植木職人	ドルイド	1以上	知性≧86、体質≧61	ブロックごとの報酬：0.015 + (主人公の知性属性-85) x 0.005 Gold
パトロール	ナイト	1以上	体質≧86、体力≧61	0.015 + (主人公のConstitution属性-85) x 0.005 Gold
レジェンダリーフィールド	全て	1以上	総属性≧401	ブロックごとの報酬：0.07+（ヒーローの総属性-401）×0.0025 Gold

ヒーローは、より高い採掘上限を得るために、毎日の作業に参加する前にアップグレードする必要がある。なお、採掘を開始した後にヒーローをアップグレードすることはできない。

また、繰り返しになるが、ヒーローの採掘作業を早期に終了すると、作業に戻ることができなくなるので要注意だ。

CyberDragonにおいて、クリスタルは希少資源であるため、デイリーマイングからはCRYSTALを獲得することはできない。CRYSTALを獲得したい場合は、ダンジョンに挑戦する必要がある。

CyberDragon（サイバードラゴン）の価格推移

CyberDragonで利用されているゴールドの価格推移は以下のとおりである。

CyberDragon Goldが最も多く取引されている取引所はMEXC、 LBank、 Gate.io、 BKEXといった取引所だ。

ゴールドの価格は、一時$0.180422（GOLDの史上最高値）まで上昇した。この価格は1年以上前に達成されたものである。

現在は下降傾向にあり、以前ほどの勢いはない。ただ、同ゲームを手掛けるBinaryXチームは、現在も新しいゲームの開発を継続中だ。

そのため、新ゲームの登場に伴い、プレイヤー数が増加することも期待できる。プレイヤー数が増えれば、ゲーム内トークンの価格上昇も見込まれるため、まだまだ伸びる余地はあるだろう。

CyberDragon（サイバードラゴン）の始め方

CyberDragonを始めるためには、MetaMaskなどのBinanceスマートチェーンに対応したウォレットを作成する必要がある。

すでに説明したように、CyberDragonで遊ぶためには、BNX呼ばれる仮想通貨も必要だ。BNXは海外仮想通貨取引所のBinanceで購入できる。

入手方法としては、まず国内取引所（コインチェックなど）の口座を開設して、ビットコインを購入する。次に購入したビットコインをBinanceに送金しよう。

送金後は、Binance上でBNXの購入手続きを進める。BNXを購入できたら、Binanceから自分のMetamaskにBNXをバイナンススマートチェーンで送金する。

送金が完了すると、CyberDragonのゲーム上でBNXを使ってゲームを楽しむことができる。

BinaryX（バイナリーエックス）のロードマップ

CyberDragonの開発・運営元であるBinaryXは、これまで自社ゲーム開発に特化して事業を展開してきた。2022年12月時点では、ロードマップとして以下のような目標を掲げている。

今からの参入でも遅くはない

BinaryXチームが提供する人気NFTゲーム「CyberDragon」は、アドベンチャーやデイリーマイニングを通じて、ゲーム内で利用可能な通貨であるGoldやCrystalを獲得するゲームだ。

GoldやCrystalは、BinaryXをリスティングしている暗号通貨取引所で他の暗号資産に換金できる。

BinaryXはBNBが手がけるブロックチェーンのトップ10プロジェクトの1つでもある。取引量最大のメタバースプロジェクトとして時価総額3億円を超えるとも言われており、非常に注目度は高い。

同社はCyberDragon以外にもCyberArena、CyberChessなど様々なゲームの開発に成功している。昨今の弱気相場にもかかわらず、一貫して強いパフォーマンスを示していることから、今から参入するのも面白いだろう。