ヒップホップMCやプロデューサー、俳優などアメリカでマルチに活躍するEminem(エミネム)氏や、グローバル音楽企業のSony Music(ソニー・ミュージック)がNFTプラットフォーム「MakersPlace(メーカーズプレイス)」に出資したことが明らかになった。
MakersPlaceはサンフランシスコのスタートアップ企業が運営するサービスだ。同社は、累計3,000万ドル(約33億円)に及ぶ資金調達を行っている。
エミネム氏やSony Musicの他にも、Coinbase Ventures(コインベース・ベンチャーズ)やUncork Capital(アンコーク・キャピタル)、DraperDragon Digital Assets Fund(ドレイパードラゴン・デジタル・アセット・ファンド)、9Yards Capital(ナインヤーズ・キャピタル)が資金援助を行った。
さらに、Goliath Records(ゴリアテ・レコード)のCEOを務めるPaul Rosenberg(ポール・ローゼンバーグ)氏や、アメリカンフットボール選手として知られているLarry Fitzgerald(ラリー・フィッツジェラルド)氏など、数々の著名人や投資家からの注目を集めている。
MakersPlaceは、クリエイターによって手掛けられたデジタル作品を取り扱うプラットフォームだ。ブロックチェーン技術を活用することで、全ての取引を記録し、デジタル作品の価値を保つ仕組みを確立した。
NFTサービスを通して、デジタルクリエイターを支援し、デジタル作品の価値を長期的に持続させることを目指している。
同社のCEOを務めるDannie Chu(ダニー・チュー)氏は、自身のTwitter(ツイッター)で以下のように述べた。
3,000万ドル近くの資金を調達できたことで、MakersPlaceが前進していくことに胸を躍らせている。最も重要なことは、これはデジタルクリエイティビティへの期待と、より良い未来の構築を確信させる出来事であるということだ。
MakersPlaceはこれからもNFTを活用した様々な取り組みを実施していくという。ブロックチェーン技術を活用することで、デジタルクリエイターが活躍する未来を実現できるのだろうか。MakersPlaceをはじめ、アート市場全体におけるNFT関連の動きに注目していきたい。
参考URL:
https://www.complex.com/music/eminem-sony-invest-30-million-nft-startup-makersplace