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NFTにレンタル機能を実装するEthereumの改善案「EIP-4907」が承認され、トークン規格「ERC-4907」が登場

ダブルプロトコル
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NFTにレンタル機能を実装するEthereum(イーサリアム)の改善案である「EIP-4907」が承認され、新たなトークン規格「ERC-4907」が登場した。

多くのブロックチェーンサービスで利用されているトークン規格「ERC-721」に、User(役割)としての権限を追加し、UserがNFTの使用許可と期限を決定できる仕組みを構築したという。NFTを借りる側は、あらかじめ決められた期間内でNFTを使用することになり、貸し手の所有権が維持される。

例えば、「ERC-4907」をベースに構築されたブロックチェーンゲームでは、ユーザーは自身の所有するゲームキャラクター(NFT)を他のユーザーに一定期間貸し出せるようになる。返却の手続きも自動で実行されるので、貸し借りのトラブルも防げるのだ。

今回のプロジェクトを実施したDoubleProtocol(ダブルプロトコル)は、非中央集権型のNFTレンタルプラットフォーム、およびマーケットプレイスを運営している。

公式Twitter(ツイッター)では、7月2日にメタバースプロジェクト「PlayerOne(プレイヤーワン)」が「ERC-4907」を導入したことを発表した。

日本国内でも同様に「ERC-4907」を活用しようとする動きが見られる。

7月5日、NFTやDappの開発などを手掛けるsynschismo(シンシズモ)株式会社が、無担保型NFTレンタルサービス「Rilascio(リラシオ)」のテストネット版をリリースしたことが明らかになった。

公式サイトの情報によると、「ERC-4907」を正式にサポートするという。

Rilascioでは、既存NFTコレクションのWrapped NFT(ラップド・NFT)か、新規NFTコレクションのオリジナルNFTを貸付できるようになる。多くのユーザーがNFTのレンタル機能を活用し、NFTの資産効率を促進する。

同サービスは現在、NFTマーケットプレイスやブロックチェーンゲームなどのパートナーを募集している。また、テストネット版のテスターもあわせて募集しているとのことだ。

詳細情報に関しては、Discord(ディスコード)Twitter公式ページなどを参考にするとよいだろう。

将来的に「ERC-4907」を導入したRilascioのようなサービスは増えていくことが期待される。レンタル機能に対応したサービスが増えれば、今後NFTのユーザー数はさらに拡大していくだろう。

参考URL:

https://synschismo.com/news/20220705

https://synschismo.com/#service

https://news.yahoo.co.jp/articles/bae4a596755265f7a819c8440d2fa6671ffe0d66

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000100604.html

https://rilasc.io/

https://doubleprotocol.medium.com/double-protocol-introducing-the-nft-rental-infrastructure-c3231c0e4902

https://double.one/

ダブルプロトコル

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