8月25日、プロテニス選手として活躍する大坂なおみ氏が、NFTプラットフォームの「Autograph(オートグラフ)」で独自のNFTをリリースしたことが明らかになった。
カーボンプレミア、プラチナプレミア、サファイアプレミア、ルビープレミアなどのコレクションが、大坂氏のデジタルサイン付きで展開された。さらに、NFTを購入した人にはコミュニケーションツール「Discord(ディスコード)」のコミュニティに参加できる権利が付与された。
Autographは、アメリカのフットボール選手であるTom Brady(トム・ブレイディ)氏が立ち上げに携わったNFTプラットフォームだ。アイコニックなブランドや有名なアスリートに関連したデジタルアイテムを扱っている。
同プラットフォームでは大坂氏の他、プロゴルファーのTiger Woods(タイガー・ウッズ)氏やアメリカの俳優Eva Longoria Baston(エヴァ・ロンゴリア・ボストン)氏、体操選手のSimone Biles(シモーネ・バイルズ)氏、元プロ野球選手のDerek Jeter(デレク・ジーター)氏などの著名人がアドバイザリーボード(顧問団)として参加している。
大坂氏と言えば、2021年4月に姉の大坂まり氏と共同で、NFTアートをオークション形式で販売したことが記憶に新しい。ブロックチェーンには仮想通貨のFlow(フロー)を利用し、オークションで得た収益は、女の子のスポーツ参加をサポートする助成プログラム「Play Academy(プレー・アカデミー)」に寄付された。
ちなみに、Flowの基本情報を紹介した記事を近日公開予定なので、気になる方は公式Twitterをフォローしてほしい。
近年、NFT技術はアートや音楽、ゲームをはじめとした様々なエンターテインメントに活用されており、生活の中でNFTという言葉を聞くことも増えたのではないだろうか。加えて、スポーツ業界でもNFTに関連した取り組みが活発化しており、スポーツイベントやチャリティ活動などが実施されている。
最近ではSMAP(スマップ)の元メンバーである香取慎吾氏が、パラスポーツを支援するために壁画のNFTアートを販売したことが話題になった。また、プロ野球チームの埼玉西武ライオンズが公式のNFTアイテムを販売するなど、国内でもスポーツにNFTを活用する動きが見られている。
NFT技術を利用したスポーツ関連の取り組みは今後も広がっていくことだろう。
参考URL:
https://hypebeast.com/jp/2021/8/naomi-osaka-autograph-nft-collection-release
https://www.huffingtonpost.jp/entry/news_jp_607d696be4b0515550276f60