22年に入り、NFTやブロックチェーンゲーム分野がさらなる躍進を続けている中、22年4月16日に業界を騒然とさせる新たな大型NFTプロジェクトがローンチされた。
そのNFTは「Moonbirds」と呼ばれ、発売からたったの2日間で世界最大のNFTマーケットプレイスである「OpenSea」において売上330億円(約86,480ETH)を突破し、週間ランキング第1位を獲得するなど、異例の記録を打ち立てている。
そこで今回は、そんな大人気のNFTコレクションであるMoonbirdsについて、その概要や特徴、またここまで注目されている理由などを紹介する。
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中島 翔
学生時代にFX、先物、オプションを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。あおぞら銀行でMBS投資業務に従事。三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワード、オプショントレーダー、Coincheckでの仮想通貨トレーディングとトレーダーを経験し、その後NYブロックチェーン関連のVCに所属しCWC株式会社を設立。
【保有資格】証券アナリスト
Moonbirds(ムーンバーズ)とは
まずは、Moonbirdsについて、基本的な事項を説明する。
Moonbirdsとは、22年4月16日にローンチされたばかりの非常に新しいNFTプロジェクトで、プライベートコミュニティ「PROOF Collective」の創設者であるKevin Rose(ケビン・ローズ)氏、Ryan Carson(ライアン・カーソン)氏、Justin Mezzell(ジャスティン・メッツェル)氏らによって制作されたNFTコレクションである。
SNSなどのプロフィール画像(PFP)にすることを想定して制作されたMoonbirdsは、フクロウをコンセプトとしたピクセルアートのNFTで、目やくちばしなどのパーツや、服や帽子などの装飾品がそれぞれが異なる唯一無二のNFTアートとなっている。
とりわけ希少性のより高い要素を持つNFTは、目を見張るような高値で取引されることも珍しくない。
なお、ローンチ当初に販売された10,000点のMoonbirdsは、そのミント価格が2.5ETH(約94.5万円)とかなり高値の設定になっており、全体的に高価な印象だ。実際にOpenSeaにおける22年4月25日現在のフロアプライスは38.69ETH(約1,462万円)という脅威の高価格を記録している。
このように、Moonbirdsはこれまで右肩下がりだと言われてきたNFT業界に新たな風を吹かせている大型NFTプロジェクトで、現在もその価格は高騰し続けているのが現状だ。
Moonbirds(ムーンバーズ)の特徴
次に、Moonbirdsの特徴について、解説する。
①PROOF Collectiveの創設者によって制作されている
前述の通り、Moonbirdsは「PROOF Collective」と呼ばれるプライベートコミュニティの創設者らによって制作されたNFTコレクションである。
PROOF Collectiveとは、「PROOF Collective NFT」という1,000点しか発行されていないNFTを所有している者だけが参加できるプライベートコミュニティで、22年4月25日現在、OpenSeaにおけるPROOF Collective NFTのフロアプライスは129.5ETH(約4,890万円)となっている。
このように、PROOF Collectiveはかなり限られた者のみが参加を許されているコミュニティであり、PROOF Collective NFTを保有することによって、プライベートDiscordへアクセスのほか、メンバーとの対面イベントへの参加やPROOFポッドキャスへのアーリーアクセスが可能となるなど、さまざまな優遇を受けることができる。
MoonbirdsはこのようなPROOF Collectiveの立ち上げメンバーによって制作されているため、業界ではローンチ前からかなりの注目を集めていた。
また、Moonbirdsの所有者は、NFT業界における重要人物や、有識者などが多く参加しているPROOF CollectiveのプライベートDiscordへのアクセスが許可されており、NFTの所有に対するユーティリティもかなり高くなっている。
このように、MoonbirdsはNFTの実用性を特に重視したシステムを構築しており、今回、Moonbirdsが異例の記録を打ち立てた背景には、上記のようなユーザーを惹きつける魅力があったと考えられる。
②資金調達を目的として販売された
MoonbirdsがほかのNFTプロジェクトと一線を画している点として、NFTの販売目的が資金調達だったという点が挙げられる。
ほとんどのNFTは利益を上げるために販売されているが、MoonbirdsはNFTの販売を資金調達の手段の一つとして考えていると説明しており、NFTの新たな活用方法として大きな注目を集めている。
③ネスティング機能がある
Moonbirdsには独自のシステムである「ネスティング」という機能が存在する。
ネスティングとは、仮想通貨で言うステーキングのようなもので、自身が保有するMoonbirds NFTをロックすることでさまざまな優遇や特典を獲得できるという仕組みだ。
通常、仮想通貨のステーキングでは一定額を取引所に預けることで報酬を獲得できるが、ネスティングではMoonbirdsを自身のウォレットに保管したままの状態で、ステーキングと同様の恩恵が受けられるようになっている。
なお、ネスティングしている期間はMoonbirdsを売りに出すことはできない。
Moonbirds(ムーンバーズ)の今後の予定
次に、Moonbirdsの今後の予定について、解説する。
Moonbirdsは今後ネスティング機能において、ネスティング期間が長ければ長いほど、保有するMoonbirdsのティアレベルが上がり、よりたくさんの特典をゲットできるシステムを実装する予定だとしている。
なお、特典には関連商品のほか、その他未発表のものも含まれているということだ。
また、将来的には独自のメタバース「Project Highrise」の開発も計画しており、Moonbirdsの保有者がアーリーアクセス可能なメタバースプロジェクトとなると説明している。
Moonbirds(ムーンバーズ)の購入方法
最後に、Moonbirdsの購入方法について、解説する。
MoonbirdsのNFTコレクションは前述の通り、10,000点のピクセルアートで構成されているが、その配布先の内訳は下記のようになっている。
- 2,000点 – PROOF CollectiveのNFT所有者に対して無料でエアドロップ
- 125点 – Moonbirdsの制作チームに配布
- 7,875点 – 当選したアローリストのメンバーに対して2.5ETH(約94.5万円)でミント
これら10,000点のMoonbirdsはすでに全て完売しており、現在はNFTマーケットプレイスにおける二次流通のみで手に入れることが可能だ。
なお、前述の通りその価格は高騰を続けており、ほかの有名NFTプロジェクトと比較してもかなりの高値となっている。
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NFT市場はこれから更に盛り上がっていく
NFTが広く普及するにつれて、ユーティリティの低いアイテムは価値が急激に下落する事例が多々確認された。
そんな中、MoonbirdsはPROOF Collectiveとの関係性から高いユーティリティを備えており、下降傾向だったNFT市場を一瞬にして活性化させた異例のプロジェクトとなっている。
また、MoonbirdsがNFT販売を資金調達の手段として活用したことにより、今後、NFTのユースケースがさらに拡大することが予想できる。そうなれば、NFT分野はさらに盛り上がっていくことになるため、今から参入するのは悪くない選択と言える。
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