世界的に有名なオークションハウスであるChristie’s(クリスティーズ)は、完全オンチェーンのNFTオークションプラットフォーム「Christie’s 3.0」を9月28日に立ち上げた。
Christie’s 3.0の登場によって、オークションに出品されるNFTアートの取引をイーサリアムチェーン上で完結できるようになる。
また、Christie’s 3.0のリリースにあたって、Spatial上に特注ギャラリーが用意された。ユーザーはメタバース空間上でNFTアートを鑑賞した上で、オークションに参加することができる。
Christie’s 3.0は、NFTミントプラットフォームのManifold、ブロックチェーン分析企業のChainanalysis、メタバースプラットフォームのSpatialの3社が協賛している。Web3業界の有名企業がこれだけ参加していることから、いかにプロジェクトが世界的に注目されているかが伺える。
これらの企業が共同し、イーサリアム基盤上での完全オンチェーン(ブロックチェーン上に取引が記録される)体制と、メタバース空間でのNFTアート鑑賞を実現した。
デジタルアート・セールス担当ディレクターのNicole Sales Giles氏は、Christie’s 3.0について以下のように語る。
「マネーロンダリング防止や消費税などの規制ツールを取り入れることで、ベテランと新規のNFTコレクターが安心してChristie’s 3.0と取引できる包括的なソリューションを構築した。」
Christie’s 3.0の最初のオークション「Phases」では、18歳のビジュアルアーティストであるDiana Sinclair氏による9つの作品が出品された。
それらの作品はいずれも6,000ドル以上で落札され、最も高額な「I Am That I Am」の落札価格は、26,965ドルとなった。
新基盤の登場によって、NFTマーケットは今後ますますの拡大が予想される。
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