世界的な人気を誇るNFTコレクション「Bored Ape Yacht Club(BAYC:ボアード・エイプ・ヨット・クラブ)」のネイティブトークンであるApeCoin(APE:エイプコイン)がリリースされたことが明らかになった。
ApeCoinはEthereum(ETH:イーサリアム)の標準規格であるERC-20に基づいており、ガバナンストークンやユーティリティートークンとしての側面を持つ。
公式ページには、「APECOIN IS FOR THE WEB3 ECONOMY.(エイプコインはWeb3.0時代のエコノミーのためにある。)」と記載されている。コミュニティによって構築される次世代のサービスをサポートするためにApeCoinが開発されたという。
トークンの発行元であるApeCoin DAO(エイプコイン・DAO)は分散型自立組織であり、ガバナンスの規則やプロジェクト、パートナーシップなどをコミュニティの意志によって決定していく。Bored Ape Yacht Clubの運営元であるYuga LABS(ユガ・ラボ)だけでなく、ApeCoinの所有者もコミュニティメンバーに含まれる。
このApeCoin DAOをサポートしているのは、APE Foundation(エイプ財団)であり、コミュニティを確立するための取り組みを実施している。財団の主なボードメンバーは以下の通りだ。
・Alexis Ohanian(アレクシス・オハニアン):Reddit(レディット)の共同創業者、Seven Seven Six(セブン・セブン・シックス)の出資家創、業者
・Amy Wu(エイミー・ウー):FTXのベンチャー、ゲーム領域の部門責任者
・Maaria Bajwa(マーリア・バジュワ): Sound Ventures(サウンド・ベンチャーズ)のプリンシパル
・Yat Siu(ヤット・シウ):Animoca Brands(アニモカ・ブランズ)の共同創業者、会長
・Dean Steinbeck(ディーン・スタインベック):Horizen Labs(ホライズン・ラボ)のプレジデント、ジェネラルカウンシル
ApeCoinの総供給量は10億トークンとなっている。そのうちの15%は3月17日にBored Ape Yacht Club、およびMutant Ape Yacht Club(MAYC:ミュータント・エイプ・ヨット・クラブ )のメンバーに対してエアドロップで配布された。
ブロックチェーンゲーム企業のAnimoca Brandsは、NFTゲームであるBenjiBananas(ベンジバナナ)においてApeCoinを導入するという。今後もApeCoinがどのように活用されていくのか注目していきたい。
参考URL:
人気NFT「BAYC」の暗号資産「ApeCoin(APE)」リリース、海外取引所に続々上場(あたらしい経済) – Yahoo!ニュース