アメリカ大手のEコマース企業であるeBayは、2022年5月11日(米国時間)にNFTコレクションのリリースを発表した。
NFTとは、第三者によってコピーや改ざんができないデジタル資産だ。日本語では「非代替性トークン」とよばれる。eBayでは昨年5月に規約を変更し、NFTの販売が可能となったことを発表していた。今回のリリースは、いよいよNFTの売買プラットフォームがローンチされたことを意味する。
eBayでは、音楽やアート、アニメ、写真、動画などのNFTの販売が可能となっており、5月23日には、初のNFTコレクションが発売された。第一弾はカナダのホッケー選手であるウェイン・グレツキー氏をモチーフにしたNFTで、「グリーン」「ゴールド」「プラチナ」「ダイヤモンド」の4種類のランクで販売された。
同コレクションは、有名なスポーツ誌「Sports Illustrated」の表紙をモチーフにしたようなデザインで、3Dやアニメーションを加えたことが特徴的なNFTである。同商品はすぐに完売しているものもあり、いかに注目度が高いかがうかがえる。
5月26日現在では、すでに多くのNFTアートがeBay上で販売されており、検索をかけてみると1,500を超える商品がリリースされている。
ジャンルもピクセルアートや3Dアート、トレーディングカードなどさまざまだ。中には、イチローのトレーディングカードがおよそ1万円で販売されていることも確認できた。
世界大手のeBayがETF業界への参入を決めたことで、今後ますますETF業界が盛り上がりを見せることが期待される。
今回のNFTコレクションでは、「OneOf」のプラットフォームが採用されている。「OneOf」はもともと音楽のNFTプラットフォームとしてリリースされたが、現在はスポーツ関連のNFTなども取り扱っている。
同プラットフォームは、ポリゴンのブロックチェーンにも対応しており、エネルギー効率が高く、環境に配慮されていることが特徴だ。
OneOfはテゾスのブロックチェーンにも対応しているが、今回はポリゴンを採用したことで、ユーザーには少なからず驚きの反応も見られた。これに対し、OneOf側は「エコシステムに新しいユーザーを呼び込むため」としている。
また、ユーザーは購入したNFTをOneOfにて二次販売することも可能となっており、今後ますますeBay上でNFTの売買が活発化することが期待される。
参考URL:
https://news.yahoo.co.jp/articles/5699595c0abb4e07760d75c28057138af66b3d94