アメリカの人気ゾンビドラマである「ウォーキングデッド」が、NFTのメタバース(仮想空間)に登場することが分かった。登場する場所はThe Sandbox(ザ・サンドボックス)というブロックチェーンゲームのメタバース上であり、2021年夏に公開予定とのことだ。
ザ・サンドボックスが、ウォーキングデッドの制作をしたSkybound Entertainment(スカイバウンドエンターテインメント)と提携を結んだことにより今回のコラボレーションが実現した。
ザ・サンドボックスとは、イーサリアムのブロックチェーンを基盤としたゲームである。ユーザーはメタバース上にLAND(土地)を購入し、オリジナルのゲームアイテムやキャラクターを作成することができる。所有するLANDやアイテムは、NFTとしてプラットフォーム上で自由に売買できるのが特徴だ。つまり、ゲーム内でユーザーが保有するアイテムは実際に現実世界の資産となる。
同ゲームの月間アクティブユーザーは100万人を超えている。さらに、世界で最も期待されているブロックチェーンゲームのトップ50のうち、同ゲームは13位にランクインしている。以上のことから分かるように、ザ・サンドボックスは世界的に有名なブロックチェーンゲームである。
今回ウォーキングデッドと提携をしたことにより、ザ・サンドボックスのユーザーはウォーキングデッドのキャラクターを組み合わせたアセットを作ることが可能になる。さらに、原作のストーリーを再現することや、完全オリジナルのストーリーを作成することもでき、多様な楽しみ方がある。
ウォーキングデッドのゾンビがメタバースに登場すればインパクトも大きく、ユーザーにとっても特別なものになるだろう。
今回のコラボは「人気ブロックチェーンゲーム×人気ドラマ」という発想で、NFTの新しい可能性を見出している。ドラマ内のキャラクターがゲームに登場するというのは、ファンからすればかなり豪華なことであり、ユーザーもゲームをより楽しめることであろう。このコラボがきっかけで、新たにゲームを始める人もいるかもしれない。かなり大規模なコラボなだけに、どれだけの反響があるのか楽しみである。
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