NFTの販売ができるプラットフォームは、OpenSeaやCoincheck NFTなどたくさんあり、どれが自分に合っているのか分からない人も多いのではないだろうか。
NFTマーケットプレイスにはそれぞれ特色があり、自身にぴったりのプラットフォームを使うことが大切である。今回は、アートに特化した「TRiCERA ART(トライセラアート)」でNFTを販売する方法を解説する。なお、別の記事では他のプラットフォームでの販売方法も解説しているので、興味のある方はぜひそちらも確認してみてほしい。
TRiCERA ARTでは、誰でもNFTを販売できるわけではない。審査を通過してアーティスト登録を行った人のみNFT販売ができる。なお、NFTの再販に関してはアーティストでなくても行える。
この記事を読めば、TRiCERA ARTでNFTを販売するために必要なことがすべて網羅できる。NFTを販売したいアーティストの方や再販でNFT投資に取り組みたい方は、本記事を参考にしてアーティスト登録や再販を行ってみてほしい。
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NFTや仮想通貨の取引、およびブロックチェーンゲームのプレイには仮想通貨が必要となる。仮想通貨は仮想通貨取引所から入手できるので、まだ口座を開設していない方は、事前に開設しておこう。
国内であればCoincheckがおすすめだ。Coincheckは国内の取引所の中では取り扱い通貨数が多く、取引手数料もお得で良心的だ。
なお、他の取引所と比較したい方は以下の記事を参考にするとよい。
TRiCERA ARTの特徴とは
TRiCERA ARTとはアート作品専用のマーケットプレイスだ。同プラットフォームでは、NFT作品も含めたアート作品が2万点以上販売されている。
絵画や版画、彫刻など現物作品の出品も可能だ。全ての作品には鑑定証明書が付いており、NFT作品にはブロックチェーンによるデジタル証明書が発行される。
TRiCERA ARTでアート作品を販売する場合、販売手数料がかかる。そのため、販売価格から販売手数料を差し引いた額が出品者の収益となる。収益は日本国内の出品者なら銀行振込、海外の出品者ならPayPalで支払われる。
TRiCERA ARTで販売するアーティスト側のメリット
ここでは、TRiCERA ARTを利用するメリットを紹介している。他のプラットフォームにはない特徴もあるため、必ず確認しよう。
メリット1:多言語に対応
TRiCERA ARTのサイトは9つの言語に対応している。そのため「日本語でしか発信できない」という方でもTRiCERA ARTを利用すれば、世界に向けて作品を販売することができる。
メリット2:作品の発信を支援してくれる
TRiCERA ARTでは単に作品を販売するだけでなく、以下のようなサービスを受けることが可能だ。
- 国際的なマーケティング
- SNSでの情報発信
- PR広告
- TRiCERAが開催するイベントへの参加機会
- メディアとのタイアップなど
作品の認知度を向上するための宣伝活動もサポートしてもらえるので、TRiCERA ARTに出品することは集客の面においても大きなメリットとなる。
メリット3:作品の個展がある可能性も
TRiCERA ARTは東京・品川から徒歩5分圏内にあるTRiCERA ARTのミュージアムにて、個展やグループ展を開催している。機会があれば、自身の作品が展示されることもあるかもしれない。
TRiCERA ARTで販売・売却する際の流れ
次に、販売や売却の流れを紹介する。大まかなステップは以下の通りだ。
- TRiCERA ARTでアーティスト登録を完了させる
- NFTを作成・販売
- 買い手が見つかったら作品を発送
TRiCERA ARTでの作品の販売は、原則TRiCERA ART公認のアーティストしかできない仕組みになっている(注:後ほど紹介するZoraではNFTの再販が可能)。NFTの販売についても、登録されたアーティストにのみ詳しい案内が来る。そのため、NFTの作り方や販売手順について知りたい方は、実際にアーティスト登録に応募する必要がある。
TRiCERA ARTのアーティスト登録への応募について
TRiCERA ARTでNFTを販売するには、アーティスト登録が必要となる。ここでは、応募にあたって必要な書類や応募手順について紹介する。
必要書類や対象となる作品について
アーティスト登録にはいくつかの条件や必要書類があるため、あらかじめ準備しておこう。必要書類は以下の通りだ。
- アーティストとしてのプロフィールや活動歴
- 応募を検討している作品の写真数枚(上限5点、1枚20MG以内)、またはポートフォリオなどの作品を紹介する書類
対象となる作品の種類は様々で、主なジャンルは以下の通りである。
- 絵画
- ドローイング
- 版画
- 彫刻
- 写真
- メディアアート
- ミクストメディア
- 立体作品
ポストカードや手工芸品などの一部の作品については例外が適用される場合がある。
なお、作品の枠は必須ではない。というのも、自身で額装することを希望する購入者も一定数存在するからだ。
アーティスト登録の応募手順
アーティスト登録の応募は、TRiCERA ART公式サイトの以下のページから行える。
TRiCERA ART公式サイトへ
「今すぐ応募する」をクリックすると、名前や住所、ポートフォリオ、作品の平均価格帯について入力するページが表示される。必要な情報を入力し、「送信」をクリックすれば応募は完了である。
選考後は1週間以内に、次のステップや詳しい案内についての連絡が来る。応募が認められると、作品をアップデートする方法の詳細についての説明がある。その内容に従って自身の作品を出品しよう。
TRiCERA ARTの選考は、現代美術の専門家と外部のアドバイザーからなる選考委員会で慎重に行われる。選考委員会では、「作品の質」「アートに関する技術や知識のレベル」「アートへのアプローチ」といった観点から審査される。
選考突破のポイントは、アーティストとして確固たる方針をもって制作していることだと考えられる。TRiCERA ARTは、NFTアートを扱うプラットフォームの中ではかなり専門的で格式高い。取り扱っている作品の質は高く、必然的に求められる作品のレベルは高くなる。選考に突破するためには、アーティストとしてそれなりの気概が必要であろう。
TRiCERA ARTでの販売に関する注意点
ここでは売却後の流れや決済方法など、TRiCERA ARTでNFTを販売する際の注意点をまとめて解説する。
売却後の流れ
作品が売却された後は、以下のステップでTRiCERA ARTの担当チームが作品を配送する。
- 購入者からの入金を確認後、商品の梱包依頼が来る
- 集荷の準備と集荷日時を決める
- 担当チームが作品を集荷に来る
- 担当チームが購入者に発送する
作品の集荷は、世界中どこにでも対応している。作品の梱包はアーティスト自身が行う必要があるが、配送にかかる費用はTRiCERA ART社が負担する。なお、輸送中は保険が適用される。
梱包・配送について
売却後、商品の梱包依頼が来たら自身で商品を梱包する。そのまま購入者に届けられるので、丁寧に梱包することが大切だ。
また、作品は世界中どこへでも引き取りに来てもらえる。「作品を別の場所に保管している」などの場合でも、希望する場所まで集荷してもらえる。
梱包したら、配送の手配をする必要がある。手配の手順は以下の3ステップだ。
- 担当チームから送られてきたインボイスデータを受け取り、プリントアウトする
- 商品を梱包する
- 集荷予定日時に配送業者に商品を引き渡す
TRiCERA ARTでは、梱包以外の配送作業はすべて同社の担当チームが行う。アーティスト側には配送料の負担がないため、非常に使いやすいプラットフォームだといえる。
支払いについて
作品の代金の支払いは、販売手数料を差し引いた額が支払われる。報酬の支払いタイミングとしては、作品が購入者に発送された月の翌月末となる。たとえば8月15日に発送されたなら、支払いは9月30日になる。
報酬の支払いは、日本国内のアーティストなら銀行振込、海外のアーティストならPayPalで行われる。
TRiCERA ARTでのNFT再販手順
TRiCERA ARTで購入したNFTは、NFTマーケットプレイス「Zora」で再販が可能だ。Zoraへはこちらからアクセスできる。
ここではZoraでの再販手順を紹介する。Zoraには以下の2種類の販売方法がある。
設定価格で販売
オークション形式ではなく、通常のネットショッピングのように「今すぐ購入」をクリックすればすぐに購入できる方式。あらかじめ価格を設定して出品する。商品が売却されたら、NFTの所有権はすぐに購入者に移る。
リザーブオークション形式で販売
リザーブオークションでは、あらかじめ予約価格を設定する。この予約価格は「リザーブプライス」と呼ばれ、商品の最低販売価格となる。入札価格がリザーブプライスに達すると、その時点でオークションの期限は自動的に24時間に設定される。
オークション終了15分前に入札されると、終了時刻はさらに15分後にリセットされる。
NFTを利用して資産運用をしたい方にはZoraでのNFTの再販がおすすめだ。なお、対応ウォレットは「MetaMask」「Walletconnect」「Coinbase Wallet」の3つのみなので注意しよう。
TRiCERA ARTに関するQ&A
最後に、TRiCERA ARTの利用に関してのよくある質問を紹介する。
Q1. TRiCERA ARTの利用で料金は発生しますか?
登録料や出品料、月会費などの費用は一切かからない。作品の配送料もゼロである。ただし、販売手数料は発生する。具体的な金額については非公開であるため、実際にアーティスト登録をしてから確認してほしい。
Q2. 契約期間はありますか?
アーティスト活動を制限しないために、利用規約以外の契約や契約期間は存在しない。
Q3. 著作権はいつまで有効ですか?
作品の著作権は、アーティストの死後50年まで残る。
Q4. 購入者が商品を返品した場合はどうなりますか?
商品はまずTRiCERA ARTの担当チームに送り届けられ、その後出品者に返送される。もし支払いも済ませた後であれば、返金の要請がある。
Q5. 返品期間はどのくらいですか?
出品者から購入者に発送されてから45日以内が返品期限となる。なお、返品を希望する購入者は商品到着から14日以内に指定の返品フォームから返品の申し込みを行わなければならない。
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また、他の取引所も検討したい方は以下の記事を参考にするとよい。
TRiCERA ARTでNFTを販売してみよう
記事内でも紹介した通り、TRiCERA ARTはアート作品に特化したプラットフォームである。国内では作品を売り込むことが難しかったアーティストも、同プラットフォームを使えば世界規模で作品の販売ができる。
他のマーケットプレイスでは出品手数料など様々な費用がかかることも多いが、TRiCERA ARTでは販売手数料のみの負担で済む。アート作品やNFT作品を販売したいアーティストの方はぜひTRiCERA ARTの利用を検討してみてはいかがだろうか。
NFTは販売するだけではなく、売買を通して資産運用を行うことも可能だ。当サイトではNFTでの資産運用・稼ぎ方の記事も掲載しているので、ぜひ他の記事もチェックしてみてほしい。