Kadena(KDA)は処理速度がトップレベルで、トランザクション(仮想通貨の取引を記録すること)の観点から注目を浴びている仮想通貨だ。
Bitcoin(ビットコイン)やEthereum(イーサリアム)のようなトランザクション詰まりが起きにくいため、代替の通貨になるのではないかとも予想されている。
今回は、注目を浴びる仮想通貨Kadena(KDA)の特徴から現在のチャートまで解説するため、ぜひ、投資すべきかの参考にしてみてほしい。
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仮想通貨Kadena(KDA)とは
仮想通貨Kadena(KDA)は、2016年6月に発足したプロジェクトだ。
仮想通貨の初期に登場したビッドコインやイーサリアムのコンセンサスアルゴリズムの問題を解決するために発足されたことで知られており、省エネPOS(ブロックチェーンのコンセンサスアルゴリズムの一種)が大きな魅力となっている。
セキュリティが高く安全なスマートコントラクトで取引手数料を安く抑えられるため、金融システムに活用できる仮想通貨として大きな注目を浴びている通貨だ。
時価総額ランキングは89位(※2022年5月20日時点)で、公式Twitterのフォロワー数は20万人を突破するなど勢いがある。
プロジェクト名 | Kadena |
テッィカーシンボル | KDA |
現在の価格 | 337.48円(※2022年5月20日時点) |
時価総額 | 61,997,764,519円(※2022年5月20日時点) |
取扱取引所 | KuCoin、Gate.io、Bittrx |
コミュニティ | 公式ホームページ YouTube Telegram Discord |
仮想通貨Kadena(KDA)の7つの特徴
仮想通貨Kadena(KDA)には、7つの特徴がある。
- 処理速度が優れている
- 省エネPoWを採用
- 取引手数料が安い
- 優秀な企業がプロジェクトパートナー
- 世界有数の金融機関JPモルガン出身者が創設
- 最先端技術を促進する「Kadena Eco」を立ち上げ
- 充実したコミュニティでファンを獲得
ここでは、それぞれの特徴について詳しく解説します。
1.処理速度が優れている
Kadena(KDA)はトランザクション処理速度がトップレベルで、Solanaを超えたことでも知られている。その他の仮想通貨とトランザクション処理速度を比較したものは以下の通り。
- Kadena:48万件/秒
- Solana:5万件/秒
- Ethereum:30件/秒
- Bitcoin:7件/秒
このようにトップレベルのトランザクション処理件数を誇るため、NFTマーケットプレイスやメタバースなどの分野のプロジェクトに採用されている。
2.省エネPoWを採用
Kadenaはコンセンサスアルゴリズム(ブロックチェーンにおける合意方式)に省エネのPoWを採用している。
コンセンサスアルゴリズムには主に「PoW」と「PoS」がある。
PoWは複雑な計算式を処理していくため、セキュリティは高いが、高性能のマシンを揃えて行う検証プロセスで膨大なエネルギーを消費する。その結果、ユーザーやネットワーク全体に大きな負担がかかっていた。初期に登場したビッドコインやイーサリアムにはPoWが採用されており、この負荷の大きさが問題視されていたのだ。
このような問題を解決するために、エネルギー消費が少ないPoSが登場したが、セキュリティ面が安全であるか証明されていない。
そこでKadenaではセキュリティ面が優れたPoWを採用しつつ、PoWの弱点をChainweb技術を用いて克服し、負荷を小さくすることを目指した。その結果、エネルギー消費量が少なく、セキュリティの高い取引ができる通貨として大きな注目を浴びている。
3.取引手数料が安い
一般に仮想通貨の取引が集中すると、トランザクション処理が逼迫して取引手数料が高騰してしまう。実際に、トップクラスのユーザー数を誇るイーサリアムチェーンでは、ガス代の高騰が問題視されており、イーサリアムキラーと呼ばれる新興ブロックチェーンが続々と登場してるのが現状だ。
Kadenaもそのようなチェーンのひとつであり、トップクラスのトランザクション処理速度により安い取引手数料を実現している。
ブロックチェーンを活用したゲームやアプリなどの開発では、開発コストとユーザーの利便性に関わるため取引手数料の安さは重要だ。そのため、Dapps開発においても取引手数料が安く抑えられるKadenaは最適であると注目を浴びている。
4.優秀な企業がプロジェクトパートナー
Kadenaのプロジェクトには、以下のような仮想通貨で有名な企業が協力している。プロジェクトパートナーが優秀であることも大きな特徴だ。
Kucoin | 香港を拠点にしている仮想通貨取引所国内の仮想通貨取引所で取り扱っていない通貨を取り揃えている |
Gate | 中国に拠点を持つ仮想通貨取引所700種類の仮想通貨を取り揃えている |
Cosmos | 仮想通貨同士を繋げることを目標としたブロックチェーンプロジェクト |
Polkadot | 異なる仮想通貨同士を繋げるブロックチェーンプロジェクト |
Ledger | ハードウェアウォレットの製造会社 |
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5.世界有数の金融機関JPモルガン出身者が創設
創設者のスチュアート・ポープジョイとウィル・マルティーノは、ニューヨークに本拠地を置く世界有数の金融機関JPモルガン出身者だ。彼らは、JPモルガンでブロックチェーンのコンサルティングやシステム開発に従事してきた金融のスペシャリストである。
また、創設者のメンバーであるスチュワート・ハーバーはブロックチェーンの論文を出しており、業界内では高い知名度を誇る人物だ。このように、金融とブロックチェーンのスペシャリストが創設者であることから投資家含め仮想通貨に携わる方々の中で同社のファンは多い。
6.最先端技術を促進する「Kadena Eco」を立ち上げ
Kadenaは、トランザクション処理速度を上げる目標の他にも、以下の最先端技術の促進をしている。
- Web3.0:セキュリティを向上させ漏洩リスクを低下し、サービスの安定化を図る次世代のインターネット技術
- DeFi:中央管理者が不要な金融仲介アプリケーション
- NFT:デジタルデータに唯一無二の価値を持たせるための代替不可能なトークン
Kadenaはイノベーションネットワーク「Kadena Eco」を立ち上げ、世界中の人々に役立つアプリケーションの開発の促進を目指している。
7.充実したコミュニティでファンを獲得
Kadenaは、公式ホームページの他にもTwitterやYouTubeなどのコミュニティを用意していることも特徴的だ。
コミュニティでは、Kadenaの紹介をはじめ、オープンソースの公開や開発技術のチュートリアル、プロジェクトの進捗状況などが報告されており、情報の透明性が高いことでも知られている。
仮想通貨の中でも情報公開を積極的にしており、公式Twitterのフォロワー数は20万人以上を突破している。
仮想通貨Kadena(KDA)のチャート分析
仮想通貨Kadenaに投資をすべきかに悩んだら、チャートを確認して動向を確認しよう。ここでは2022年5月までのチャート分析をするため参考にしてみて欲しい。
2021年10月:海外取引所に上場して価格が高騰
仮想通貨Kadenaはトランザクション処理速度がトップクラスで注目を浴びていた。
その中でも、2021年に中国に拠点を持つ仮想通貨取引所Gate、香港に拠点を持つ仮想通貨取引所KuCoinに上場すると発表があり価格が高騰し出した。
2021年11月:価格が高騰して最高値を更新
海外の仮想通貨取引所に上場したことにより、著名人による投資が行われて2021年11月に価格が高騰して2751円の最高値を更新した。
これは投資家の影響が大きいが、新型コロナウイルスが影響して、国内・国外の株式市場が急落し、仮想通貨市場が大きく流入したと考えた方がよいだろう。
2021年12月:下降トレンドに入り価格が下落
仮想通貨の価格は、仮想通貨取引所の上場や新規プロジェクトの発表などで高騰する。
しかし、仮想通貨の価格が高騰した後は反動が来る。それは、投資家の利確に動く流れがあるためだ。そのため、2021年11月の最高値を更新してから、Kadenaは下降トレンドに入り価格が下落。現在は300円~500円を推移している。
仮想通貨Kadenaの今後の将来性を左右する要因
トランザクション処理速度がトップクラスの仮想通貨Kadenaの将来性はどうなのだろうか。ここでは、Kadenaの今後を左右する3つの要因を紹介する。
- NFTやDefiのプロジェクトを増やせるか
- 有名な仮想通貨取引所へ上場できるか
- ネットワーク障害を阻止して安定的に運営できるか
ぜひ、Kadenaに投資をすべきかの判断材料にしてみて欲しい。
NFTやDefiのプロジェクトを増やせるか
Kadenaは最先端技術を促進する「Kadena Eco」を立ち上げているが、NFTやDefiのプロジェクトを増やしていけるかが価格高騰を左右すると考えてよい。その理由は、NFTやDefiをテーマにしている仮想通貨はイーサリアムやアイオーエスティが存在感を増しているためだ。
このような競合通貨がある中で、Kadenaが優位性を発揮していけるかが重要なポイントとなっていく。そのため、Kadenaのコミュニティ登録をして、プロジェクトの進捗状況をチェックしておこう。
有名な仮想通貨取引所へ上場できるか
Kadenaは国内の仮想通貨取引所には上場していない。香港に拠点を持つKuCoin、中国に拠点を持つGate、アメリカに拠点を持つBittrexに上場している。
2022年3月11日には、ユーザー数や月間取引高で世界有数の規模を誇る仮想通貨取引所Binanceに上場して大きな話題を集めた。
仮想通貨は上場することで信頼を得ていくため、今後、有名な仮想通貨取引所へ上場できるかが、価格高騰を左右する要因の1つとなっている。
ネットワーク障害を阻止して安定的に運営できるか
仮想通貨の取引でネットワーク障害が発生すると価格が下落してしまうことがある。仮想通貨Solanaは3か月間で6回もネットワークが停止し48時間も取引が停止状態になった。このようなネットワーク障害が発生すると、仮想通貨への信頼が落ちて価格が下落してしまう。
実際に、先ほど述べた通り仮想通貨Solanaでは48時間も取引が停止状態となったことがあるが、その際に価格が40%以上下落した。2022年5月時点でKadenaには、ネットワーク障害の報告が上がっていないが、安定的に運営できるかも価格高騰を左右する要因と言えるだろう。
仮想通貨取引所でKadena(KDA)を購入する手順
Kadenaの特徴を知り興味を持った方は仮想通貨取引所で購入をしてみよう。2022年5月時点で、Kadenaは国内の仮想通貨に上場していない。そのため、以下の手順でKadenaを購入することになる。
- 国内の仮想通貨取引所でビットトコイン(CoinCheck、bitFlyer、GMOコインなど)を購入する
- ビットコインを海外の仮想通貨取引所(Kucoin、Gate、Binance)へ送金する
- 送金したビットコインでKadenaを購入する
国内の仮想通貨取引所に口座を持っていない初心者の方は、誰でも使いやすい仮想通貨取引所と高い評価を得ている「 CoinCheck」がおすすめだ。Coincheckは、ダウンロード数No.1、取り扱い通貨数国内最大級を誇り、多くの方から選ばれている。
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期待が高まるKadena(KDA)への投資を検討しよう
今回は、仮想通貨のKadenaの特徴と将来性について解説した。Kadenaの最大の特徴は、従来の仮想通貨の問題を解決するために省エネPoWを採用していることだ。これによりトランザクション処理速度が向上しており、Bitcoin(ビットコイン)やEthereum(イーサリアム)の代替通貨として注目を浴びている。
2021年から仮想通貨取引所に上場し、2022年3月にはBinanceに上場した。着々と前進しているプロジェクトのため、価格が高騰する前に興味がある方は購入してみてはいかがだろうか。