サッカーをテーマにしたブロックチェーンゲームのSorare(ソラーレ)がNBA(ナショナル・バスケットボール・アソシエーション)とタッグを組み、新たにバスケットボールを題材にしたゲームを開発することが明らかになった。NBAのシーズン(2022-2023)にあわせて、今年の秋にゲームをリリースする予定だという。
フランスのスタートアップ企業であるSorare社は、スポーツリーグと積極的にパートナーシップを締結しており、これまでにMLB(メジャー・リーグ・ベースボール)と契約を結び、野球のブロックチェーンゲームをリリースしている。
今回のNBAゲームにおいては、これまでSorareがリリースしてきたゲームと同様に、プレイヤーがバスケットボール選手をモチーフにしたデジタルカードの取引を行ったり、現実世界の試合結果に基づいてポイントを獲得したりできるという。
NBAは過去にブロックチェーン事業を手掛けるDapper Labs(ダッパー・ラボ)と連携して、トレーディングカードの取引を行えるデジタルプラットフォームのNBA Top Shot(NBA・トップ・ショット)をリリースした。
すでにNFT市場に進出を果たしているNBAとSorareが提携することを受けて、ユーザーからは注目が集まっている。
現在Sorareは200万にもおよぶユーザー数を抱えているが、そのほとんどがヨーロッパとアジアのユーザーだ。Real Madrid(レアル・マドリード)やLiverpool(リバプール)、Barcelona(バルセロナ)などをはじめ、180ものクラブチームと提携しており、サッカー人気が高い地域での利用率が高いのだ。
Sorareは、今回のNBAとのコラボレーションによって、サッカーよりも野球やバスケットボールのほうが人気のあるアメリカで新規ユーザーの獲得を目指しているという。
昨年、Sorareは680万ドルの資金調達を達成しており、評価額は43億ドルに到達。SoftBank(ソフトバンク)をはじめ、Atomico(アトミコ)、Bessemer Venture Partners(ベッセマー・ベンチャー・パートナーズ)、D1 Capital Partners(D1・キャピタル・パートナーズ)、Eurazeo(ユーラゼオ)、Infinity Venture Partners(インフィニティ・ベンチャーズ・パートナーズ)、Liontree(ライオンツリー)がラウンドに参加した。
そんな期待が寄せられているSoranaは、今回のNBAとのコラボレーションを通してユーザー層を益々拡大していくだろう。
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参考URL:
https://www.nba.com/news/nba-nbpa-sorare-fantasy-game-release