与沢翼が第2子誕生のTweet(以下、ツイート)をNFT化し、42ETH、日本円に換金すると約1,041万円で落札されたことが明らかになった。オークションは6月15日から5日間にわたって開催された。
与沢氏は自身のTwitter(以下、ツイッター)上でオークションの状況について実況を行っていた。彼のツイートによると、開始わずか2時間で200万円の値がつけられ、6月16日の時点で約647万円に到達した。オークション終了10分前の段階では、1031万円を提示した者が上位で3名並んでいたが、最終的に「偉大なるバナおじ様 」と名乗る人物により落札された。
今回、与沢氏がツイートをNFT化するプロジェクトを企画したのは、NFTの可能性を提起したかったためだ。今年になって一般層にも認知されるようになったNFTであるが、映像やデジタルアートなど、クリエイターが手掛ける作品を扱うイメージを持つ人も少なくない。与沢氏もそのようなイメージを持つ一人であった。
そんな折にツイッターの創業者Jack Dorsey(ジャック・ドーシー)のツイートが約3億円で落札されたニュースが話題となった。このニュースをきっかけに、与沢氏はツイートもNFT化できることを知る。そこで将来的に個人の収益モデルになる可能性を踏まえて、自身のツイートのNFT化に踏み入った。
与沢氏が今回のオークションで利用したのは、HEXA(以下、ヘキサ)と呼ばれるNFTのプラットフォームである。ヘキサでは、インフルエンサーがツイートをデジタル資産化して販売できる。ファンはインフルエンサーのNFTを購入することで、投稿の保有者として特別な感覚を味わえる。
例えば、NFT保有者としてツイートNFTページに名前を刻めるだけでなく、ツイッターリンクを張ることも可能だ。また、ファンの間で保有者であることをアピールするといった使い方もできる。
さらに、将来的にインフルエンサーが有名になり、NFTの価値が値上がりした際に、NFTを売却することも可能だ。
ヘキサでNFT化したツイートを販売するには、ツイッターアカウントの本人認証を行う必要がある。つまり、取り扱われているNFTは、インフルエンサー本人が本物であると証明した正真正銘のデジタル資産となる。
ツイートが削除され、アカウントにアクセスできなくなっても、NFT化された投稿はブロックチェーン上のデータから確認できる。
与沢氏は、ヘキサの利用者第1号としてツイートを販売した。今回の企画を皮切りに、インフルエンサーの間でツイートを出品することが主流になると、NFT業界がさらに盛り上がっていくであろう。
参考URL:
https://news.yahoo.co.jp/articles/42e066472bbd78d8d6fccb785e065858cb805e5d
https://hexanft.com/
アイキャッチ画像引用元:
https://www.bbc.com/news/world-middle-east-56638282