イタリアの名門サッカークラブであるACミランは、2022年9月23日、ソラナチェーンで開発されているNFTゲーム「MonkeyLeague」と提携して、NFTコレクションを開発すると発表した。
MonkeyLeagueは、ソラナチェーン基盤のNFTコレクション「MonkeyPlayer(ストライカー、ミッドフィルダーなどのポジションが割り当てられたキャラクターNFT)」を入手してオリジナルチームを作成し、他のプレーヤーとの対戦を通してランクを高めていくPlay to Earn型のゲームである。
MonkeyLeague内では「MonkeyBucks(MBS)」という通貨が主要通貨となっており、ゲームをプレイすると取得できる。
今回の提携を通じて行われる施策やイベントなどは、下記の通りだ。
- ACミランブランドのNFT(新たなMonkeyPlayerやスキン、スタジアム)の作成
- 特別ゲームトーナメントの作成
- 共同マーケティングイベント
NFTに関してはオークション形式で入手可能で、最初のオークションは10月6日に、ソラナチェーンの大手マーケットプレイスである「Magic Eden」で実施された。オークションに出品されるACミランのMonkeyPlayerの中には、クラブメンバー全員のサインが入ったACミランのジャージが付属しているNFTも用意された。
ACミランは今回の提携を通して、以下の狙いがあると考えられる。
- NFTという新興市場・分野における、サッカークラブとして行う先進的な取り組みによるポジショニングの強化
- 世界中のファン・サポーターに対し、オンラインにおける新たな結びつき・関わり方を構築
MonkeyLeagueのマーケティング&パートナーシップの責任者であるOren Langberg氏は
今回の提携について、以下のコメントを残している。
”ACミランのようなサッカーの歴史において象徴的なクラブチームと提携することは、私たちがゲームやゲームスタジオとして築いてきたもの、そして目指している方向性を改めて証明するものだ。また、Web2とWeb3の世界の架け橋となる私たちのビジョンにおける重要な一歩となる。
今回の提携により、ACミランは今後開催されるMonkeyLeagueの注目されるトーナメントのスポンサーとなった。
リアルなサッカークラブがMonkeyLeagueと提携するのは今回が初めての試みだが、今後も同様の連携がおこなわれる可能性は高いだろう。
参考URL:
acmilan.com/en/news/articles/sponsor/2022-09-23/ac-milan-and-monkeyleague-announce-a-new-partnership