アディダスのストリート系レーベルであるadidas Originals(アディダスオリジナルス)が、初のNFTウェアラブルコレクションを発表した。
同ブランドは2001年にスタートし、世界中のデザイナーやクリエイターとコラボレーションしたコレクションをリリース。主力商品はデニムをはじめとしたウェアやスニーカー、バッグやアクセサリーと幅広く展開している。
今回は相互運用が可能な「adidas Virtual Gear」が新しい製品カテゴリーとして誕生。Virtual Gearを中心としてweb3コミュニティ強化だけではなく、オープンメタバースへの取り組みも加速していく予定だ。
コレクション内容は、タオル地のアディダスロゴを立体的に重ねたキルティングジャケットや、アディダスの人気モデルであるスニーカー「スーパースター」のラバーソールパターンをモチーフにしたトップスなどで構成されている。
パートナーコレクションのPFPアバターがこれらを着用できるよう、同社は着せ替えツールもリリース予定だ。対象は人気コレクション「ボアード・エイプ・ヨット・クラブ（BAYC）」、「ミュータント・エイプ・ヨット・クラブ（MAYC）」、「インハビタンツ」の3つ。このツールを利用することで、「Ready Player Me」などで作成したアバターと同様に、PFPの衣装交換ができる。
アディダスはクリエイターとコラボレーションして作成するエコシステムを中核に、Web3における実現可能な有用性とプラットフォームなどを探求していくという。
今年5月にアディダスオリジナルスが販売した、2万点以上のカプセルNFTコレクションの所有者の中から無作為に選ばれた1名には、無料でVirtual Gearのアイテムが1点配布される。
まだこのNFTを所有していない場合でも、今後NFTマーケットプレイス「OpenSea」でVirtual Gearのコレクションを購入できるようになる予定だ。
また、将来的にadidas Virtual Gearを所有するユーザーはDiscord専用チャンネルにアクセスし、ホルダー特典を受け取れるようになるほか、コミュニティ体験やデジタル限定イベントの参加が可能となる。
ウェアラブルの新たな可能性を切り開いていくアディダスに興味をもった人は、ぜひ公式サイトにアクセスしてみてほしい。
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