ANIFTYとは、公認絵師によるアニメアート作品を取り扱うNFTマーケットプレイスである。日本発のサービスなので日本語に対応しているものの、NFTを今まで販売したことがない人にとっては手数料やウォレットの仕組みが難しく、少々敷居が高いと感じることが予想される。
そこで、今回の記事ではANIFTYでNFTを販売する方法を画像付きで解説する。分かりやすくステップごとに説明していくので、手順にさえ気を付ければNFTの販売は決して難しくない。
また、ANIFTYのマーケットプレイスとしての特徴や、準備するべきものも併せて紹介している。本記事を参考にNFTの販売にぜひチャレンジしてみよう。
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ANIFTYの特徴
2021年7月にグローバルリリースしたANIFTY(アニフティ)は、東京大学ブロックチェーンイノベーション寄付講座の支援によって設立されたスタートアップ企業のANIFTY合同会社が開発したサービスだ。
日本のアニメアートに特化しており、日本語以外に英語と中国語にも対応しているキュレーション型NFTプラットフォームである。
近年、日本のアニメやコミック、ゲームは海外で親しまれ、イラストやライトノベルなどのポップカルチャーが世界から高い人気を集めている。しかし、二次元業界において、改ざんや複製などの課題も多く、制作者の著作権を守ることが困難であった。そこで、NFTを活用したプラットフォームを設けることで、著作権保護に関する課題解決を目指している。
ANIFTYではオーディションで選出された「公認絵師」が手掛けた様々な作風のNFT作品が扱われている。現在はイラストアートがメインで出品されているが、今後Live2Dや3D作品なども出品される予定だ。ここで、NFTを販売するにあたって知っておきたいANIFTYの特徴を確認しておこう。
クリエイターは無料で出品可能
ANIFTYでオリジナル作品を出品できるのは、オーディションで選出された「公認絵師」と呼ばれるアーティストだけだ。公認絵師は作品をマーケットプレイスに出品する際、ガス代(手数料)を支払う必要がない。ただし、作品が購入された場合に運営手数料が発生する。
制作者にロイヤリティが還元されるシステム
ANIFTYでは、二次流通売買が行われた際に作品を制作したクリエイターの元にロイヤリティが還元される仕組みを採用している。ファンが支援しやすいシステムが確立することで、ファンとクリエイターの距離は近づく。、場合によっては新しいコミュニティ形成のきっかけにもなりうる。単なる買い手、売り手を超えた関係性が築ける点はANIFTYの画期的な点といえよう。、投資目的の方の場合、必ずしも絵師に興味を持っているわけではないと思われるが、NFTを購入する際は、費用の一部にロイヤリティが含まれることを覚えておいて損はない。
既存作品をNFT化できる
クリエイターはすでに制作済みの作品もNFTとして販売できる。NFT作成時にはデジタルの証明書が発行される。これにより、第三者による改ざんやコピーを心配せずに、作品をマーケットプレイスに出品できる。
ANIFTYでNFTを販売するために準備すべきもの
ANIFTYでNFTを販売する方法は以下の通りだ。
- 公認絵師としてオリジナル作品を出品する
- クリエイターの作品を直接購入して二次流通させる
- 二次流通の作品を購入する
オリジナル作品を公認絵師として出品するには、オーディションに応募して選考を受けよう。選考を勝ち抜いたら、オリジナル作品をマーケットプレイスで販売できる。
オリジナル作品以外のNFTを販売する場合、まずNFTを所有する必要があるので、以下の記事を参考にしてNFTを購入してみてほしい。
NFTの購入にはMetaMask(メタマスク)に登録するところから始まる。ANIFTYで使用されている通貨はEthereum(ETH:イーサリアム)だ。手数料も踏まえて作品を購入できるのに十分な暗号通貨を用意しよう。
NFT取引には仮想通貨が必要となることが多いため、あらかじめ仮想通貨の口座を開設しておくと便利だ。CoincheckではCoincheck NFTというサービスを展開するなど、NFT取引に力を入れている。はじめてNFT取引にチャレンジする方は開設しておいて損はないだろう。
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ANIFTYでのNFT販売手順
この章では、ANIFTYでNFTを販売する方法について、スクリーンショット付きで解説する。
1. ANIFTYを開く
2. マイページをクリックする
3. 販売するNFTを選択する
*2021年8月現在、二次流通における販売方法については、公式ページで公開されていないため、情報がアップデートされるのを待つ必要がある。
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NFT取引を楽しむ上で仮想通貨は必須となる。まだ仮想通貨の口座をお持ちでない方はこの機会に開設しておくとよい。仮想通貨取引所は国内外さまざまなサービスがあるが、日本円から仮想通貨への換金の必要性を考えると、国内取引所の口座は必ずひとつは持っておきたい。
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ANIFTYでNFTを販売してみよう
今回の記事では、ANIFTYの販売方法について写真付きで解説した。ANIFTYは公認クリエイターによるイラスト作品が取り扱われている日本製のマーケットプレイスだ。日本語対応もしているので、NFT初心者でも挑戦しやすいプラットフォームなのではないだろうか。
0.02ETH(約7300円)の作品から10ETH(約365万円)まであり、価格帯は幅広い(2021年8月16日時点)。1万円前後の資金があれば、NFT取引が十分楽しめるであろう。
ANIFTYでNFTを販売するには、公認絵師として選出されるか、マーケットプレイス上の作品を購入してNFTを所有しておく必要がある。そのため、基本的には二次流通による資産運用になることを覚えておこう。
NFTを購入するにはソフトウェアウォレットのMetaMaskに登録して、暗号通貨のEthereumを用意する。MetaMaskの登録方法や、ANIFTYでNFTアートを購入する手順を本サイトの別記事で紹介しているので、NFTの売買を通して資産運用を行いたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてほしい。
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