世界最大級の大手暗号資産仮想通貨取引所であるBinanceは、APE NFT保有者専用ステーキング プログラムである「Ape NFT Staking Program」を12月6日に発表した。開始日は12月12日で、情報公開後はBAYC(Bored Ape Yacht Club)・MAYC(Mutant Ape Yacht Club)の価格が高騰し、話題を呼んでいる。
同プログラムでは、人気NFTコレクションであるBAYC(Bored Ape Yacht Club)と、MAYC(Mutant Ape Yacht Club)のNFTを賭けたり預けたり(ステーク)することで、ApeCoin(APE)を毎日獲得できる。
ApeCoinは、BAYCをはじめとするNFTコレクションを開発した「ユガラボ(Yuga Labs)」のメタバースアプリケーション強化のためにローンチされたトークンだ。発行はApeCoin DAOが行っている。今後はBored Ape Kennel Club(BAKC)も同プログラムの対象になる予定という。
参加条件としては、APE NFT所有者でバイナンス NFT マーケットプレイスに資産を出品していることが挙げられる。プログラム活動期間中は対象者に向けてユニークな内容も用意されている。
プログラムを利用するためには、事前にAPE NFTをBinance に入庫したり、Binance NFT マーケットプレイスから購入したりする必要がある。Bored Apeを含むその他の亜種NFTは、エアドロップを通して無料で手に入れることができる。なお、プログラム資格を得るためには「 Binance ID 検証プロセス」を完了させておかなければならない。
現時点でユーザーは最大30個のNFTを APE エコシステムからステークできる。ステークする方法は2種類あり、NFTを自由に引き出せるフレキシブルタームと、固定期間が30日・60日・ 90日から選択できるフィックスドタームがある。
フィックスドタームの場合は、選択した日数の中でNFTを引き換えなければならない。さらに、NFTを受け取るまでには 2日〜1週間程度の日数がかかるため注意が必要だ。
今プロジェクトのリリース発表後、BAYCとMAYCのNFT価格が急騰。Apecoinのトークンも1週間で33%上昇し、過去最大となった。この価格変動からステーキングプログラムの期待値の高さがうかがえる。
ステーキングについては、一部地域のユーザーは利用できず、現在米国は対象外となっている。今後のリリース情報や対応策についてはBinance NFTのTwitter・Instagraアカウントで随時確認するとよいだろう。