2022/10/17、Bitcoin(ビットコイン)やEthereum(イーサリアム)に並ぶレイヤー1ブロックチェーンとして、Aptos(アプトス)がローンチされた。
世界中の注目を集め、今最も熱いと言われているAptosだが、どのような点が魅力なのだろうか。また、今後の成長は見込めるだろうか。
当記事では、Aptosの特徴や背景、今後の予測に至るまでを解説している。今勢いのある仮想通貨に興味がある方は、ぜひご覧いただきたい。
<【PR】口座をまだお持ちでない方へ>
NFTや仮想通貨の取引、およびブロックチェーンゲームのプレイには仮想通貨が必要となる。仮想通貨は仮想通貨取引所から入手できるので、まだ口座を開設していない方は、事前に開設しておこう。
国内であればCoincheckがおすすめだ。Coincheckは国内の取引所の中では取り扱い通貨数が多く、取引手数料もお得で良心的だ。
なお、他の取引所と比較したい方は以下の記事を参考にするとよい。
Aptos(アプトス)とは?
Aptos(アプトス)とは、2022/10/17にローンチされたブロックチェーンである。
元Meta(旧Facebook)社のエンジニアが開発に携わっているということで、注目を集めている。
Bitcoin(ビットコイン)やEthereum(イーサリアム)、Solana(ソラナ)などと同じく、レイヤー1ブロックチェーン(他のネットワークに依存しないブロックチェーン)に分類される。2022/10/18には、独自トークンであるAPTが上場された。
ブロックチェーン | Aptos(アプトス) |
トークン | APT |
現在の価格 | 約7.23USD(2022/11/03時点) |
取扱取引所 | Binance、CoinBaseなど |
コミュニティ | 公式ホームページTwitterDiscordLinkedin |
Aptos(アプトス)が注目されている理由7選
Aptosが世界中から注目されているのには、以下のような理由がある。
- 「Libra/Diem(リブラ/ディエム)」の後継である
- Meta社が開発した独自プログラミング言語「Move」を採用
- 優秀な開発メンバー
- 高い安全性、処理速度の両立を実現
- 「スケーラブル」なブロックチェーン
- スマートコントラクト実装
- 大手海外取引所から融資を受けている
「Libra/Diem(リブラ/ディエム)」の後継である
Meta社は、かつて「Libra/Diem(リブラ/ディエム)」というトークンプロジェクトを計画していた。
しかし、消費者保護や詐欺防止の観点から懸念があるとして規制対象となってしまい、プロジェクトは失敗に終わった。
Aptosは、このLibra/Diemの後継となるプロジェクトであり、当時携わっていたメンバーが中心となっている。
Libra/Diemでは規制により達成できなかったソリューションを、Aptosで提供することが期待されている。
Meta社が開発した独自プログラミング言語「Move」を採用
Aptosブロックチェーンには、Meta社が開発したプログラミング言語である「Move」が使われている。
Moveはブロックチェーン開発に特化したプログラミング言語だ。
コピーや破棄ができず、移動のみが可能という、特殊なリソースの管理方法によって、高度なセキュリティと高速な動作を提供している。
優秀な開発メンバー
Aptosの開発にあたっては、高度な技術力が求められると推測できる。
そもそもブロックチェーンの開発は難易度が高いとされている上に、既存のブロックチェーンと同等以上の機能を保証しつつ、さらに優れた拡張性を兼ね備えたシステムを作るには、開発メンバーにもそれ相応の能力が必要だろう。
Aptosは、元Meta社社員であるMo Shaikh氏(CEO)、Avery Ching氏(CTO)によって立ち上げられたプロジェクトである。その他にも、Move言語の開発メンバーを含む、Web3.0技術に長けたエンジニアが参画しているとのこと。
このように、新たなブロックチェーンを開発するのに十分な技術力を揃えたチーム体制も、Aptosに期待が寄せられる一因だ。
高い安全性、処理速度の両立を実現
ブロックチェーン技術には、他のシステム以上に厳重なセキュリティが求められる。
さらに、日時を問わず世界中から不特定多数の取引が行われるこのシステムでは、高い処理能力も必要だ。
Aptosの開発チームはこれらを、Meta社のプログラミング言語「Move」と、エンジニアらの高い技術力によって両立させた。Aptosブロックチェーン上では、1秒間に10万件もの取引を処理できるという。
「スケーラブル」なブロックチェーン
ブロックチェーンは、技術的な仕様上、処理能力に限界がある。このとき、レイヤー1ブロックチェーンでは、停止することが許されないという性質上、マシンの台数を増やすなどしてシステムの処理性能を向上させることが難しいとされてきた。
このシステム性能の拡張性を「スケーラビリティ」という。Aptosは、従来のレイヤー1ブロックチェーンと異なり、システムを停止することなく処理性能を向上させられるようにデザインされている。
これにより、今までになかった「スケーラブル」なブロックチェーンとして注目されている。
スマートコントラクト実装
Aptosは、Ethereum(イーサリアム)などと同様に、スマートコントラクト機能が実装されている。
スマートコントラクトとは、一定の条件に従って、自動的に取引を実行する仕組みのことで、近年のブロックチェーンにはほとんど必須の要素となっている。
大手海外取引所から融資を受けている
Aptosの開発に際して、FTXやBinanceといった大手仮想通貨取引所が大規模な融資を行った。
この一事をとってみても、いかにこのプロジェクトが世界的に注目されているかが伺える。
Aptosの独自トークン$APTは、FTXやBinanceにてすでに取引可能となっている。
AptosやAPTの将来性は?
Aptos(APT)は、かなり将来性を見込める仮想通貨といえる。
その根拠は3つある。
- 話題性が十分にある
- Aptos基盤は、高度な技術力によって、今までにない価値を提供している
- すでにAptosを利用するプロジェクトが立ち上がっている
話題性が十分にある
先述の通り、Aptosは「元Meta社員により開発されている」「大手取引所から融資を受けている」など、気になるトピックが数多くあった。そのため、ローンチ前から世界的に注目を集めている。
他のマイナー通貨と異なり、多くの人々がAptosの動向を観察していることから、将来性を感じている人も少なくないことが分かる。
もちろん、今後期待外れの評価を受ける可能性はあるが、逆に人々の期待に沿う性能を発揮してくれれば、大きく成長していくことは間違いない。
Aptos基盤は、高度な技術力によって、今までにない価値を提供している
Aptos基盤は話題性だけでなく、高い技術により実現された高機能なシステムである。
従来のブロックチェーンの課題とされてきた、「セキュリティ」「分散性」「スケーラビリティ」のトリレンマを解決する可能性を秘めている。
まだローンチされたばかりのため評価することは難しいが、もし本当にこの3点を全て備えているのだとすれば、Aptosが提供する機能は今までのブロックチェーンとは一線を画すものとなる。
すでにAptosを利用するプロジェクトが立ち上がっている
すでにAptos基盤を利用したサービスの計画、提供が行われている。
プロジェクト名 | 概要 |
Martian Aptos Wallet | Aptos基盤上に構築された仮想通貨ウォレット。 |
Liquid Swap | Aptos上で動作するAMM(自動マーケットメーカー)。APTのプールやUSDなどとのスワップに対応。 |
Hippo Lab | Aptosエコシステム上のDEXから効率的な取引を自動的にできるよう支援する(アグリゲーション)。 |
これらが軌道に乗れば、今後NFTやゲームに関するサービスが増加していくと予想される。
Aptosのチャート分析
Aptosのローンチ後から2022/11/03現在までの値動きを分析していく。
2022/10/18 APTトークン上場
18日から19日にかけて、FTXやBinanceなどでAPTの現物取引が開始された。しかし、APTトークンは初日から暴落という結果となった。
この波乱の幕開けには、トークン配布計画に関する情報公開が遅れたことで、一般投資家の不信感を募らせてしまったことが影響したと見られている。
創設者のMo Shaikh氏は
「(Aptosローンチに関して)もっとうまくできたかもしれない」
と発言している。
2022/10/23 情報が開示され、順調に価格が上昇していく
スタートダッシュはうまくいかなかったものの、その後順調に価格は上昇していく。
情報公開によってAPT大量売却の危険がないことがわかり、投資家心理は安心に寄って行ったものと推測できる。
2022/10/28 下降トレンド入り
新規上場通貨の傾向として、ローンチ直後は価格が高騰し、ある時点で投資家が利確に動くため、下降トレンドとなる。
Aptosもその例にもれなかったようで、11/03現在まで下降トレンドが続いている。
今後の予想
先述したように、Aptosには期待できる要素がいくつもある。
短期的に下落に転じることはもちろんあるだろうが、長期的には成長していく可能性は十分あるだろう。
ただ、以下のような懸念点はある。
- 取引量が増加してきたときに本当に耐えられるか
- Libra/Diemのように規制対象とならないか
- 今後も順調にAptos上にサービスが増えていくか
これらの点に注意しつつ、今後も観察を続けていきたい。
Aptos(アプトス)の購入方法
Aptosは、FTXやBinanceといった大手海外取引所で取り扱われている。ここでは、Aptosを購入するまでのステップを具体的に説明していく。
- 国内仮想通貨取引所で口座開設する
- Aptosと交換可能な仮想通貨を購入する
- Aptosを取り扱っている海外取引所で口座開設する
- 海外取引所へ仮想通貨を送金する
- Aptosを購入する
国内仮想通貨取引所で口座開設する
Aptosは現状直接JPYで購入することは難しいため、まずはAptosと交換可能な仮想通貨を手に入れる。
そのために、国内の取引所で口座開設する必要がある。どの口座でも構わないが、なるべく手数料が安くなるように考慮するとよい。
当記事では、ビットコインのMaker手数料、Taker手数料がともに0%のCoinCheck(コインチェック)をおすすめする。
CoinCheck(コインチェック)
CoinCheckは、金融庁登録済の暗号資産交換業者で、以下のような特徴がある。
- 取り扱い通貨数が国内最大級
- アプリダウンロード数が国内No.1
- ビットコイン現物取引高「国内No.1」を獲得
- 初心者でも使いやすい
- 口座開設が簡単
- ビットコインのMaker手数料、Taker手数料がともに0%
Aptos(アプトス)と交換可能な仮想通貨を購入する
どの仮想通貨でもAptosと交換できるわけではないため、注意が必要だ。
取引所 | 仮想通貨ペア |
Binance(バイナンス) | APT/BTC、APT/BUSD、APT/USDT |
FTX | APT/BTC、APT/USDT |
Aptos(アプトス)を取り扱っている海外取引所で口座開設する
今後Aptosを取り扱う取引所はどんどん増えていくと予想されるが、とりあえず今時点ではBinance(バイナンス)で口座開設しておけば間違いないだろう。
- 600種類以上の仮想通貨を取り扱っている
- レバレッジは最大20倍
- 公式HPが日本語化対応
海外取引所へ仮想通貨を送金する
前項で開設した口座へ、Aptosと交換可能な仮想通貨を送金する。
Aptos(アプトス)を購入する
送金した仮想通貨を使って、Aptosを購入する。
【PR】これからNFT投資を始める方へ
NFT取引を楽しむ上で仮想通貨は必須となる。まだ仮想通貨の口座をお持ちでない方はこの機会に開設しておくとよい。仮想通貨取引所は国内外さまざまなサービスがあるが、日本円から仮想通貨への換金の必要性を考えると、国内取引所の口座は必ずひとつは持っておきたい。
有名な取引所はどこもサポート体制が手厚く、優劣はつけ難いが、NFT投資に取り組むのであればCoincheckがおすすめだ。Coincheckでは「Coincheck NFT」というサービスを展開しており、早くからNFT分野に力を入れている。加えて、ダウンロード数No.1、取り扱い通貨数国内最大級を誇り、多くの方から選ばれている。
- ダウンロード数国内No.1
- 取り扱い通貨国内最大級
- スマホで即日開設可
- 取引手数料無料
Coincheckの口座は無料で開設できる。今すぐ開設したい方は以下のバナーから手続きを進めるとよい。
また、他の取引所も検討したい方は以下の記事を参考にするとよい。
Aptos(アプトス)は今後の成長に期待できる有望な仮想通貨
ここまで紹介した通り、Aptosは相当なポテンシャルを秘めている。
ローンチ前から世界中の投資家に注目されており、今後大きなトラブルがなければ順調に成長していくと予想される。
特に、Aptosネットワーク上でDeFiやウォレット、ゲームなどのサービスがどれくらい展開されていくかが成長の鍵を握っている。
この記事でAptosの将来性を感じた方は、ぜひ自身の口座でAptosを購入し、今後の動向を注視していくことをおすすめする。