ポーランド発の格闘技団体「FAME MMA(フェイム・エムエムエー)」がリリースしたFAMEトークン。
著名人が出場するイベントの運営元であるFAME MMAが発行する仮想通貨であることから、多方面から注目を集めている。
一方、FAMEトークンとはどのような仮想通貨なのか、FAMEトークンは今後どのような動きを見せるのか、疑問をお持ちの方も多いのではないだろうか。
今回の記事では、FAMEトークンの基本的な知識や今後の動きを紹介する。価格推移や仮想通貨の購入方法もあわせて紹介するので、ぜひ参考にしてみてほしい。
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なお、他の取引所と比較したい方は以下の記事を参考にするとよい。
仮想通貨FAME(フェイム)とは
FAME(フェイム)とは、ポーランドで誕生したヨーロッパ最大級の格闘技団体「FAME MMA(フェイム・エムエムエー)」が発行している仮想通貨だ。
FAME MMAの主催する試合では、YouTuber(ユーチューバー)やインフルエンサー、アスリートなどの著名人が、格闘技に則った独自ルールのもとバトルを繰り広げる。
最近は、動画クリエイターのNeffati Brothers(ネファティ・ブラザーズ)やRadosław Kapias(ラドスロー・カピアス)氏、Patryk Woźniak(パトリック・ヴォジニアク)氏のイベントが開催された。
FAME MMAは料金を支払って試合観戦するPay-per-view(ペイ・パー・ビュー)システムを採用しており、将来的にFAMEトークンでも決済できるようにするという。
他にも、ブロックチェーンゲームをプレイしたり、NFTを取引したりなど、FAMEトークンをさまざまな方法で活用できる。
FAME MMA(フェイム・エムエムエー)について
先ほど紹介したFAME MMA(フェイム・エムエムエー)は、2018年に誕生した格闘技団体である。
八角形のスペースでインフルエンサーや動画クリエイターなどの有名人が、何千人ものファンに囲まれながら戦う。
ライブストリーム配信で試合の様子を観戦することも可能で、これまでに500万以上の動画販売が行われたという。また、YouTube(ユーチューブ)の動画再生回数は2.6億万を超える。
そんな多くのファンを抱えるFAME MMAが発行するFAMEトークンへの注目度も非常に高まっている。
FAME MMAのパートナー企業
公式ページでは、パートナー企業として以下が紹介されている。
- Tenset(テンセット)
- Metahero(メタヒーロー)
- Everdome(エバードーム)
- KAIRON LABS(カイロン・ラボ)
- GAMEDEVTUBE(ゲームデブチューブ)
- OKX(オーケーエックス)
- BetClic(ベットクリック)
仮想通貨を運用できるプラットフォームの「Tenset」や、3Dスキャンの技術を活用して人物などをメタバース上に投影できる「Metahero」、火星を舞台にしたメタバース「Everdome」など、さまざまな企業とパートナーシップを締結した。
Everdomeについては、以下の記事で紹介しているので参考にしてほしい。
EVERDOME(エバードーム)とは?基本概要やロードマップを画像付きで解説
仮想通貨FAMEを扱っている仮想通貨取引所
現在は、分散型取引所(DEX)の「PancakeSwap(パンケーキスワップ)」や、仮想通貨取引所の「Kanga Exchange(カンガ・エクスチェンジ)」、「OKX(オーケーエックス)」などで取り扱われている。
また、ヨーロッパとドバイに実店舗を構えるKangaでは、現金でFAMEトークンを売買できるという。ポーランドには250以上の店舗が存在するので、ポーランドに住む人々は現金でFAMEトークンを入手しやすい。
ちなみに、2022年4月25日にはFAMEトークンのTGLP先行販売がTensetで販売された。
なお、PancakeSwapでFAMEトークンを入手したいという方は、以下のアドレスを活用してほしい。
0x28ce223853d123b52c74439b10b43366d73fd3b5
仮想通貨FAMEの特徴
FAMEトークンは主に5つの方法で活用できる。
- PPV Platform(PPV・プラットフォーム)
- Gaming(ゲーム)
- Marketing & Sponsors(マーケティング&スポンサー)
- NFT Collection(NFTコレクション)
- Staking Platform(ステーキング・プラットフォーム)
以下で、それぞれの特徴を詳しく確認しよう。
PPV Platform(PPV・プラットフォーム)
PPVとは「Pay-per-view(ペイ・パー・ビュー)」の略称で、課金して有料コンテンツを視聴するシステムのことだ。
先述した通り、FAME MMAはこのPPVを採用しており、課金することで著名人同士の試合を観戦できるようになる。
PPV Platformを構築することで、将来的にFAMEトークンでPPVのライセンスを取得できるようにするという。
Gaming(ゲーム)
2022年5月6日、FAME MMAはゲームプレイを通じてお金を稼げるPlay to earnゲームをリリースした。
プレイヤーは報酬を受け取ったり、NFTアイテムを購入したりして、FAMEトークンを使用する。そうすることでFAMEトークンのエコシステムを活性化することを目指している。
ゲームアプリはApp Store(アップストアかGoogle Play(グーグル・プレイ)からダウンロードすることが可能だ。
公式資料によると、同ゲームはゲームスタジオである「GAMEDEVTUBE」と共同で開発が進められた。
Marketing & Sponsors(マーケティング & スポンサー)
FAME MMAのパートナーやスポンサーは、幅広いマーケティングメディアやアクティビティを提供する。
例えば、会場のバナーやファイターが着用する衣服、インタビュー時の壁に社名やブランド名を掲載することができる。
また、パートナーやスポンサーはFAMEトークンを使用することで、取引の手続きを簡略化することができる。
Super Express(スーパー・エクスプレス)やGolden Bow Solutions(ゴールデン・ボウ・ソリューション)など、上記の図ではパートナーやスポンサーとして契約している企業が紹介されている。
NFT Collection(NFTコレクション)
FAME MMAは試合に出場する選手のNFTコレクションを発行する。これらのNFTを購入するためにはFAMEトークンが必要だ。
有名なクリエイターが作品を手掛けるだけでなく、ビジネスパートナーであるMetaheroが提供するSDスキャンの最新技術を活用してNFTを作成する。
ちなみに、メタバース領域に関しても、Everdomeとも連携してユーザーがWeb3体験できるようにプロジェクトを進めていくそうだ。
Staking Platform(ステーキング・プラットフォーム)
投資家がFAMEトークンを長期的に保有できるように、Staking Platformを構築して報酬を受け取れるようにする。
2022年5月10日には、仮想通貨取引所のKanga Exchangeでステーキングイベントが開催された。ステーキングが利用できるようになれば、FAMEトークンを保有する人の数も増えていくだろう。
ここまで紹介したように、FAMEトークンはさまざまな活用ができる。FAMEトークンのエコシステムを活性化させるために、今後も活用方法の幅は拡大していくに違いない。
仮想通貨FAMEの今後・将来性
FAMEトークンは将来どのような発展を遂げるのだろうか。同トークンは、以下の理由から成長していくことが予想される。
- 多くのスポンサーを抱えている
- 多くのビジネスパートナーと連携している
- FAME MMAへの注目度が高い
- 今後もさまざまな取り組みが行われる
先ほど紹介した通り、FAME MMAは多くのスポンサーとビジネスパートナーを抱えている。
また、FAME MMAに対する注目度は高く、公式Twitter(ツイッター)のフォロワー数は16.4万人を超えている。
さらに、今後も新たなプロジェクトが行われるので、FAMEトークンのエコシステムは拡大していくだろう。
以上のことから、FAMEトークンは今後成長する可能性が高いといえる。しかし、一方でFAMEトークンの価格推移を懸念する声も見受けられる。
以下で詳しくFAMEトークンの動きを確認しよう。
仮想通貨FAMEの価格推移・チャート分析
仮想通貨追跡サイトCoinMarketCap(コインマーケットキャップ)を参考にしながら、FAMEトークンの価格推移を確認しよう。
FAMEトークンは、2022年5月2日に過去最高値の58.57円に達した。しかし、その後価格は著しく下降し8月2日に1.83円を記録。
これは仮想通貨全体の市況の悪さが影響していると考えられる。実際に、同時期に市場ランキング1位の仮想通貨であるBitcoin(ビットコイン)が大暴落している。
この大暴落の原因は、アメリカの金融引き締め政策やステーブルコインのUST(TerraUSD:テラUSD)の大暴落などが挙げられるだろう。
ただ、FAMEトークンは先述した理由で多方面から注目を集めているトークンだ。購入するか判断するためには、最新情報を集めて今後の動きを見定める必要があるだろう。
仮想通貨FAMEのロードマップ
公式ページではロードマップが紹介されており、その情報によると5ステージに分かれている。
第1ステージでは、インターナショナルアンバサダーの採用や国際試合の開催、グローバル展開を目指した取り組みが行われている。
第2ステージはステーキングシステムの報酬を配布したり、コミュニティの投票システムを開始したりするという。
第3ステージにおいては、NFTマーケットプレイスをリリースしたり、メタバースにFAME MMAのスタジアムを構築したりする。
第4ステージでは、Play to earnゲームのサンプルを構築し、PPV Platformを開始するなどの取り組みを行う。
第5ステージでは、実店舗でFAMEトークンを購入できるようになったり、紹介リンクが公開されたりする。
追加情報に関しては、今後随時アナウンスされる予定だ。
仮想通貨FAMEの購入方法
それでは、FAMEトークンはどのように購入すればいいのだろうか。
FAMEトークンは国内仮想通貨取引所では入手できないので、海外仮想通貨取引所を利用しなくてはいけない。したがって、入手するまでの流れは以下のようになる。
- Coincheck(コインチェック)でBitcoin(ビットコイン)などの仮想通貨を購入する
- Bybit (バイビット) の口座を開設する
- CoincheckからBybit の口座に送金する
- BybitでBitcoinをUSDT(Tether:テザー)に換金する
- USDTをFAMEトークンに換金する
Coincheckとは、ダウンロード数No.1を誇る、国内発の仮想通貨取引所だ。スマホがあれば最短1日でアカウントを開設可能で、すぐに取引を開始できる。
Bitcoinをはじめ、Ethereum(イーサリアム)やLisk(リスク)、SAND(サンド)などの17種類の仮想通貨を取り扱っている。国内取引所の口座をお持ちでない方は、この機会に開設してみてはいかがだろうか。
仮想通貨FAMEに関するQ&A
ここでは、仮想通貨FAMEに関するよくある質問を紹介する。
- 公式アンバサダーには誰が選ばれている?
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公式アンバサダーとして、プロ総合格闘家やYouTuberとして活躍する朝倉未来氏が選出された。
朝倉氏はFAME MMAからオファーがあったことを自身のチャンネルで明らかにしている。
ちなみに、朝倉氏は自身の格闘シーンをモチーフにしたNFTカードをリリースしており、クリプト領域への関心が高いようだ。
- 実店舗でFAMEトークンを安く購入できる?
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FAMEトークンはKangaの実店舗でも購入することが可能だ。
公式ニュースによると、取引する際に割引コード「FAME」を入力すると、取引手数料が0.5%割引になる。
- どのウォレットを使用できる?
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公式サイトのチュートリアルでは、MetaMask(メタマスク)とTrust Wallet(トラスト・ウォレット)が紹介されている。
設定方法に関しては同ページで説明されているので、参考にするとよいだろう。
なお、MetaMaskの開設方法に関しては、以下の記事で解説している。
- FAMEトークンはガバナンストークンの役割をもつ?
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FAMEトークンは、ガバナンストークンとしても機能する。ガバナンストークンとは、トークンの保有量に応じて投票する権利をもてるトークンのことだ。
過去には、格闘家である朝倉氏の対戦相手を選ぶために投票が開催され、Norman Parke(ノーマン・パーク)氏が選出された。
- 最新情報はどのように収集すればいい?
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最新情報を集めたい方は、以下のSNS等をフォローするとよいだろう。
また、公式サイトでもニュースが公開されているので、そちらも併せて確認することをおすすめする。
仮想通貨FAMEの今後に注目
今回の記事では、仮想通貨FAMEの基礎概要や将来性を解説した。
2021年には総合格闘技団体のUltimate Fighting Championship (UFC)が独自のトークンをローンチするなど、格闘技界で仮想通貨を活用しようとする動きが見られている。
ネームバリューのある著名人が参加するFAME MMAの人気は高く、多くのスポンサーやパートナーと契約を結んでいることから、FAMEトークンへの注目度も高い。
ただ、Bitcoinと同様にFAMEトークンの価格も低迷しているので、FAMEトークンを購入するべきか迷っている方は、最新情報を十分収集した上で判断するとよいだろう。