最近盛り上がりを見せているNFTは、OpenSeaの他に「Nifty Gateway」と呼ばれるプラットフォームでも売買が可能である。しかしながら、Nifty Gatewayのサイトは英語表記なうえ馴染みの薄い用語も多く、実際に取引を行うにはハードルが高いと感じることもあるのではないだろうか。
この記事では、Nifty Gatewayの特徴や決済方法、登録の流れやNFT購入の手順を画像付きで紹介している。Nifty Gatewayの概要についての理解もさることながら、この記事通りに実践すれば誰でもNFTの購入まで漕ぎつけられる。
Nifty Gatewayは一見難しそうなイメージを持たれがちだが、実は初心者でも簡単に使いこなせる仕組みになっている。NFTの取引に関心がある人はぜひこの記事を最後まで読み、NFT購入につなげてほしい。
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なお、他の取引所と比較したい方は以下の記事を参考にするとよい。
Nifty Gatewayの特徴
ここでは、Nifty Gatewayの特徴を以下のカテゴリーごとに紹介している。
- 取扱商品
- 機能
- 販売方式
世界最大級のプラットフォームOpenSeaと似た部分もあれば、Nifty Gateway独自の特徴もあるので、しっかりとチェックしてほしい。
取扱商品
Nifty Gatewayの一番の特徴として、著名なDJがNFTを発行していることが挙げられる。これまでに、Calvin Harris(カルヴィンハリス)やZedd(ゼッド)、Steve Aoki(スティーブアオキ)などがNifty GatewayでNFTを販売している。
特にZeddは、ジャスティンビーバーやレディーガガ、安室奈美恵などをプロデュースするほどの人物だ。
Nifty Gatewayで販売されている商品は比較的高額なものが多い。最低でも100ドル(約1万円)は必要だと考えておいた方がよいだろう。ざっと見たところでは、2次流通の価格帯はおおよそ5万~50万円といったところだ。ちなみに、最高値で検索すると、何兆円といった価格帯のアイテムが出てくる。
Nifty Gatewayの機能
Nifty Gatewayでは商品の検索の他にも様々なことができる。
- ドロップ
- 新作情報がチェックできる。今後の販売スケジュールもこちらから確認可能だ。
- スタッツ
- 二次流通の売れ行きをランキング形式で確認できる。転売を考えている場合などは要チェックだ。
- アクティビティ
- Nifty Gatewayで行われている全てのオファーやセール、購入状況をリアルタイムで確認できる。ページは10秒ごとに更新される。
販売方式
Nifty Gatewayの販売方式は、「オークション」「サイレントオークション」「時間限定販売」の3種類がある。
- オークション
- 一般的なオークションと考えて差し支えない。時間内に最高価格で入札した人がNFTを購入できるシステムだ。
- サイレントオークション
- NFTの発行枚数が10枚だった場合、誰がいくらで入札しているのかオークション中は不明。最終結果で入札金額が多い上位10名が購入できる仕組みである。
- 時間限定販売
- 最も特殊なシステムで、開始時間が不明かつ一定時間で販売が終了するというものだ。一定時間も明確な決まりがあるわけではなく、1分間や5分間など出品者によって変化する。時間の把握が難しいことから、この方式で販売されるNFTはレアものが多い傾向にある。これまでのケースでは、ZeddのNFTが販売された時にこの方式が採用されていた。
決済方法や手数料に関する注意点
Nifty Gatewayでの決済方法は、以下の3種類である。
- Nifty Gateway内のウォレットに現金(米ドル)を入金する方法(銀行口座を紐づけるor 仮想通貨取引所Geminiのアカウントと連携させる)
- MetaMaskなどの別のウォレットから指定のアドレスに送金し、イーサリアムで支払う方法(イーサリアムのガス代は、出金額から差し引かれる)
- クレジットカードを登録し、法定通貨で支払う方法
詳しくは、購入方法の項目で後述する。
Nifty Gatewayの特徴まとめ
Nifty Gatewayの特徴・決済方法をまとめると、以下の通りだ。
取扱商品 | 音楽やアート作品など |
入金方法 | 米銀行口座の紐づけ・Nifty Gatewayのウォレット宛アドレスに送金・クレジットカードを登録 |
対応端末 | PC・スマートフォン |
決済方法 | 米ドル・イーサリアム(ETH)・日本円(クレジットカード) |
手数料 | 販売価格の5%+30セントは手数料 |
Nifty Gatewayを利用する前に準備しておくべきもの
Nifty Gatewayで登録をする前に、支払い方法を決めておく必要がある。日本居住者であればイーサリアムかクレジットカードでの支払いが多いことであろう。
イーサリアムがなければ、まずは仮想通貨取引所で口座開設をしてMetaMaskなどのウォレットに入金する必要がある。イーサリアムの購入からMetaMaskへの入金は以下の記事で詳しく解説している。
【初心者向け】NFT取引に必要なMetaMaskの登録方法|入金・出金手続きを画像付きで解説
NFT取引には仮想通貨が必要となることが多いため、あらかじめ仮想通貨の口座を開設しておくと便利だ。CoincheckではCoincheck NFTというサービスを展開するなど、NFT取引に力を入れている。はじめてNFT取引にチャレンジする方は開設しておいて損はないだろう。
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Nifty Gatewayへの登録の流れ
ここでは、Nifty Gatewayの登録方法を画像付きで紹介している。Nifty Gatewayへは以下のリンクからアクセスできる。
1. Nifty Gatewayの公式サイトにアクセスする
2. 「Login/Signup」のタブをクリックして、「新しくアカウントを作成する」をクリック
3. ユーザーネームやパスワードなど、必要な情報を入力する
4. 入力したメールアドレスに認証コードが送られてくるので、その認証コードを入力する
これで登録は完了だ。
5. 登録できたら、次はNifty Gatewayのウォレットにイーサリアムを入金する。
まずは自身のアカウントページの「Payment Methods」をクリック。
6. 入金方法を選択する
入金方法は全部で3種類ある。下記の画像の左から順に、
- 「Balance/Cash Out」…米銀行口座から米ドルを入金する方法
- 「Prepaid Eth」…他のウォレットからNifty Gatewayのウォレットのアドレスに送金する方法
- 「Credit Cards」…クレジットカードを登録する方法
となっている。
日本居住者は主に2つ目か3つ目の方法で入金することが多いと思うので、今回はその二つの方法を紹介する。
まずは他のウォレットからイーサリアムを送金する方法について解説しよう。はじめに「Prepaid Eth」のタブをクリックする。
7. 画面下部に、Nifty Gateway専用ウォレットのアドレスが表示されるので、それをコピーする
右側のメモのようなマークをクリックすると、一発でコピーが完了する。
8. コピーしたアドレスを、イーサリアムが入っている別のウォレットにペーストして送金する。
しばらくしてからNifty Gatewayのウォレットを確認すると、入金が完了しているはずだ。
なお、残高は下記の画面で赤く囲んだ「Balance」で確認できる。青字で小さく書いてある「Refresh balance」の部分をクリックすれば、残高情報が更新される。
これでNifty Gatewayでの購入準備が全て整った。
一方、クレジットカードを登録して利用する方法は至ってシンプルだ。「Credit Cards」のタブをクリックすると、「カード番号」「有効期限」「セキュリティコード」の入力が求められる。それらを全て入力すればカードの登録が完了する。
Nifty GatewayでのNFT購入手順
Nifty Gatewayの登録が済んだら、いよいよ実際にNFTを購入するステップとなる。ここではNifty Gatewayでの商品の探し方や購入方法を紹介する。
商品の探し方
目当ての商品がすでに決まっているのなら、検索窓に名称を入力して探すと良いだろう。「どんなものがあるのか色々と見てみたい」場合には、まず「Marketplace」のタブをクリックする。
「Marketplace」ではたくさんの商品を一覧で見ることができる。左側にはアーティストごとのカテゴリーもあるので、そこをチェックしても良い。
下記のスクリーンショットで赤く囲んである部分では、「Highest Price」「Lowest Price」を選択できる。これにより、価格の高い順や低い順でチェックすることが可能だ。
購入方法
目当ての商品を見つけたらクリックして詳細画面に遷移する。「今すぐ購入」する場合は「BUY NOW」をクリック。
価格交渉を行いたい場合は、オファーを活用するのも良いだろう。
支払い方法や価格を確認して、ロボットではないことを確認する欄にチェックを入れる。「Coufirm Purchase and Pay $○○」のボタンをクリックすると、購入が完了する。
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