飲料・食品メーカーのPepsiCo(ペプシコ)社が展開しているブランド「Pepsi(ペプシ)」が、2021年12月14日に「Pepsi Mic Drop(ペプシ・マイク・ドロップ)」を配布したことが話題を集めた。
NFTドロップは、同社の創業年にちなんだ1893枚限定で、12月10日に事前予約登録をしたユーザーに対して配布された。ブロックチェーンにはEthereum(EHT:イーサリアム)を使用しており、標準規格である「ERC-721」をベースにしている。
ちなみに、1893枚のうち50枚は今後のイベントやマーケティングに使用されるため、今回は配布されなかった。
ユーザーはNFTを受け取るために、MetaMask(メタマスク)などのEthereumに対応したウォレットを用意する必要があった。また、NFT自体は無料であったものの、トランザクションにかかる手数料分として、0.1 ETH程度の仮想通貨もあわせて用意しなくてはならなかった。
事前予約登録に関しては、12月10日にTwitter(ツイッター)上でシェアされたリンクから、リストに署名する仕組みで、リスト入りに成功したかどうかは14日に明らかにされた。
見事リストに登録できたユーザーには、Pepsi Mic Dropの公式ページ(ウォレットと接続した状態)に「mint(NFTを作成する)」と表示された。
ユーザーが獲得したNFTは、Pepsi Mic Dropの公式ページや、OpenSea(オープンシー)、Ethereumを基盤にしたNFTマーケットプレイスで確認できる。さらに、NFTマーケットプレイスで自由に取引することも可能だ。
NFTによってレア度が異なり、6つのカテゴリーと50に及ぶ属性から多種多様なNFTが生み出された。公式ページで紹介されているカテゴリーは以下の通りである。
- Pepsi Mics(ペプシ・ミックス)
- Stages(ステージズ)
- Headgear accessories(ヘッドギア・アクセサリーズ)
- Facegear accessories(フェイスギア・アクセサリーズ)
- Soundwaves(サウンドウェーブス)
- Lens Flare(レンズ・フレア)
Stagesのカテゴリーに属するNFTは、マイクをモチーフにしたデザインになっている。これは、Pepsiが音楽業界と何十年にもわたって密接に関わってきたことを受けて、ポップスターや音楽のレジェンドにインスパイアを受けてデザインされた。
今回のPepsiのNFTリリースを受けて、今後、他の飲料メーカーがNFT分野に参入してくることも十分考えられる。そうなれば、NFT自体の認知度向上も期待できそうだ。
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