2022年1月6日、テクノロジー最大手のサムスン電子が大人気ブロックチェーンゲーム「Decentraland(ディセントラランド)」のメタバース内に、バーチャルストアをオープンしたことが分かった。
Decentralandとは、イーサリアム(ETH)基盤のメタバースプラットフォームである。同プラットフォームではゲームのプレイや作成、土地の保有などができる。
同プラットフォーム内には独自通貨「MANA」があり、アイテムやコンテンツなどを購入する際の決済手段として使用されている。MANAは2021年11月に過去最高価格を記録したことでも話題になった。
今回出店されたバーチャルストアは、ニューヨーク市マンハッタンのミート・パッキング・ディストリクトのワシントン通り837番地にある実店舗のレプリカだ。
この「サムスン837X」と呼ばれるバーチャルストアは、期間限定でアクセス可能となる予定である。また2022年1月8日までは、限定のNFTウェアラブルコレクションやライブダンスパーティー参加券の抽選に参加できる催しも行われていた。抽選に参加するには、同ストア内で開催されているクエストをクリアし、NFTのバッジを獲得することが条件であったという。
サムスンは2022年に入ってから立て続けに、ブロックチェーン関連の発表をしている。1月4日には、最新版モデルのスマートテレビにNFTプラットフォームを統合したものをリリースすると宣言した。これにより、テレビから直接NFTを購入・取引することが可能になるとしている。
さらに5日には、ブロックチェーン技術を活用した森林再生プロセスにおける各段階の検証・追跡や植林活動の管理を行うと発表した。この技術を駆使して2022年第一四半期までに、マダガスカルで200万本のマングローブ林を植えることが目標だという。
最近ではメタバース分野に参入する企業が相次いでいる。今回はサムスンがDecentraland内にバーチャルストアをオープンしただけでなく、様々なブロックチェーン関連のプロジェクトのリリースも発表した。
NFT取引を行えるスマートテレビや、森林再生へのブロックチェーン技術の活用など、幅広い取り組みを行うサムスン。同社の盛衰はメタバースやブロックチェーン分野の今後にも少なからず影響を与えるだろう。そのため、今後もサムスンの動向は注意深く観察しておきたい。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/b1aea9b37aaeaa7244d2c57a27915726fcfac980