日本だけにとどまらず世界規模で活躍する蒼井そら氏が、現代アートのNFTのオークション販売を行ったことが明らかになった。オークション期間は2021年7月22日から28日で、販売は「BINANCE NFT」で行われた。
蒼井そら氏は、国内外問わずタレント・女優として活躍する。他にも自身のYouTubeチャンネルの投稿や著書の出版など活動は幅広く、マルチに才能を発揮している。そんな彼女は幼少期から書道やアートに精通しており、今回自身の書道作品をNFTとして販売した。
出品する作品は、大きなキャンバスの中央に「空」という文字が書かれたものだ。この「空」という文字の背景に広がる、帯状に描かれた空を彷彿とさせる青いラインはとても印象的である。左下には赤で「蒼」とサインも記されている。ダイナミックでありながら、空の透き通った透明感が見事に表現された、素晴らしい作品だ。
本作品は、大きなキャンバスに全身を駆使して描かれており、現代を生きる女性の力強い魂を表現しているという。公式サイトでは蒼井氏自身が作品を制作している姿を垣間見ることが可能だ。同氏の様々な想いを込めた初の現代アートは1点モノとして世界に発信される。
蒼井氏のNFT販売は「Sola Aoi First NFT」というプロジェクト名でCryptoGames株式会社が技術サポートをしている。
オークション終了4時間前の時点では、17,994ドル(約197万円)の価格を記録。販売開始価格は約100万円であったことから、6日でほとんど倍の値段に膨れ上がったことが分かる。
蒼井氏は中国や韓国でドラマ出演していたこともあり、アジア圏での知名度がかなり高い。今回のNFT販売もバイナンスのNFTマーケットプレイスで行われていることから、世界中の人々が注目していると思われる。NFT販売の反響が大きければ、次回作も期待できるかもしれない。
最近はNFTを作成して販売するクリエイターがより一層増えている。日本のアーティストや芸能人がNFTを販売する事例も増加しているため、日本にもNFTの波が着々と押し寄せているといえよう。
参考URL:
https://www.binance.com/en/nft/goods/detail?nftInfoId=297012&isProduct=1