最近取引高が急増していることでも話題のNFTは、「TRiCERA ART(トライセラアート)」でも取引ができる。TRiCERA ARTはアート作品に特化したマーケットプレイスで、取扱うアートの種類が非常に豊富だ。
当初はNFTを販売できる機能はなく、現物のアート作品を扱うプラットフォームであった。2021年5月からNFTの取引機能を実装しており、もともとNFT専用のマーケットプレイスではない点が他のプラットフォームと大きく異なる。なお、現在でも現物のアート作品を多数取扱っている。
この記事では、TRiCERA ARTの特徴や購入方法、決済方法について詳しく紹介している。現状、TRiCERA ARTを紹介する記事やNFTの購入手順を紹介した記事は少ないため、当記事の内容はNFT投資家にとって貴重な情報となるであろう。
NFT取引は複雑なイメージを持たれがちだが、実際は手順通りにやればそこまで難解なものではない。TRiCERA ARTは仕組みがシンプルなので、NFT初心者にも利用しやすいプラットフォームだと考えられる。NFT取引に興味のある方はこの記事を参考にし、ぜひNFT取引に役立てほしい。
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NFTや仮想通貨の取引、およびブロックチェーンゲームのプレイには仮想通貨が必要となる。仮想通貨は仮想通貨取引所から入手できるので、まだ口座を開設していない方は、事前に開設しておこう。
国内であればCoincheckがおすすめだ。Coincheckは国内の取引所の中では取り扱い通貨数が多く、取引手数料もお得で良心的だ。
なお、他の取引所と比較したい方は以下の記事を参考にするとよい。
TRiCERA ARTの特徴
TRiCERA ARTは世界80カ国以上の絵画や写真、彫刻などのアート作品を2万点以上取扱うアート専用のマーケットプレイスだ。
全ての作品は鑑定証明書付で、オンライン購入が可能である。ここでは、TRiCERA ARTの「取扱商品」「販売方式」について紹介する。アートに特化したプラットフォームゆえに他のプラットフォームとは違う部分があるので、しっかりと確認してほしい。
取扱商品
TRiCERA ARTでは、カテゴリーごとに作品を閲覧することができる。大きなカテゴリーとしては、以下のものがある。
- 絵画
- 彫刻、立体
- 版画、マルチプル
- デジタルアート、NFT作品
- 切り絵、ペーパーアート
- 写真、アートフォト
さらに、カテゴリーの中でもさらにジャンルが細分化されている。たとえば、絵画の中の細かいジャンルは以下の通りである。
- 油絵
- アクリル画
- 水彩画
- パステル画
- 水墨画、墨絵、墨彩画
- ペン画、鉛筆画
絵画や彫刻など、NFT以外の現物作品は安くても5万円ほどで、高いと20万円以上するものもざらにある。なお、NFT作品に関しては、執筆時点(2021年8月16日)ではオークション販売のみであるため固定価格は表示されていない。
TRiCERA ARTの販売方式
TRiCERA ARTでは、以下の3通りの販売方式がある。
通常のオンラインショップと同じ方式
絵画など、NFT以外の現物作品の購入は、通常のオンラインショッピングのような感覚で購入できる。
上記の画像のように、日本円で値段が表示されており、「購入」「カートに入れる」のボタンがある。
支払いはクレジットカード、PayPal、amazon Pay、銀行振り込み(日本国内限定)が可能である。つまりNFT作品以外は普通のネットショッピングと考えて差し支えない。
イーサリアム(ETH)で「今すぐ購入」
NFT作品を購入する場合には、支払いにイーサリアム(ETH)という仮想通貨を使用する。詳しくは後述するが、仮想通貨専用のウォレット「MetaMask」と連携させて支払いを行う。ただ、NFT作品は大半がオークション形式で販売されているため「今すぐ購入」で購入するケースは少ないかもしれない。
イーサリアム(ETH)でオークション形式
「今すぐ購入」の他にオークション形式で購入することも可能だ。作品ページに入札ボタンがあるので、MetaMaskと連携させて入札をする。
TRiCERA ARTの決済方法や手数料に関する注意点
TRiCERA ARTでの決済方法は、以下の3種類である。
NFT以外の作品を購入する場合
クレジットカード、PayPal、amazon Pay、銀行振り込み(日本国内限定)
NFTを購入する場合
① イーサリアム(ETH)ですぐに購入
② イーサリアム(ETH)でオークションに入札して購入
NFT作品を購入する場合、イーサリアムのガス代(手数料)と再販手数料が別途かかる。再販手数料とは、自身が購入した作品を再販する場合に元の販売者に入る利益率のこと。いわゆる二次販売のマージンと同議であり、NFTマーケットプレイスではよくある仕組みの一つだ。
TRiCERA ARTの特徴まとめ
TRiCERA ARTの特徴・決済方法をまとめると、以下の通りだ。
取扱商品 | アート作品・NFT作品など |
---|---|
入金方法 | 通常の作品:クレジットカード、PayPal、amazon Pay、銀行振り込み(日本国内限定) NFT作品:MetaMask |
対応端末 | PC・スマートフォン |
決済方法 | 通常の作品:日本円 NFT作品;イーサリアム(ETH) |
手数料 | イーサリアムのガス代 |
TRiCERA ARTで作品を購入する際に準備しておくべきもの
TRiCERA ARTでNFT作品を購入する場合、イーサリアムとMetaMaskの準備が必要となる。イーサリアムは、CoincheckやGMOコインなどの仮想通貨取引所で購入できる。
MetaMaskとは無料で使えるウォレットアプリだ。ブラウザに拡張機能としてインストールして使う。MetaMaskの登録が完了したら、取引所のウォレットからイーサリアムを送金する。これでNFTを購入する準備は完了だ。
なお、MetaMaskの詳しい利用方法については以下の記事で紹介している。
【初心者向け】NFT取引に必要なMetaMaskの登録方法|入金・出金手続きを画像付きで解説
NFT取引には仮想通貨が必要となることが多いため、あらかじめ仮想通貨の口座を開設しておくと便利だ。CoincheckではCoincheck NFTというサービスを展開するなど、NFT取引に力を入れている。はじめてNFT取引にチャレンジする方は開設しておいて損はないだろう。
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TRiCERA ARTに登録する流れ
ここでは、TRiCERA ARTの登録方法を画像付きで解説している。TRiCERA ARTへは以下のリンクからアクセスできる。
TRiCERA ART の公式サイトへ
① 公式サイトにアクセスし、画面右上の「ゲスト」をクリック
② 「TRiCERAアカウントの作成」をクリック
③ 必要な情報を入力する
メールアドレスでの登録の他に、FacebookやGoogleを利用してアカウントを作成することもできる。
④ 登録したメールアドレスに仮登録完了のメールが届くので、URLをクリック
上記のような画面が表示されれば、登録は完了である。
TRiCERA ARTでのNFT購入手順
TRiCERA ARTでの登録が済んだら、いよいよ実際に作品を購入するステップとなる。ここでは、NFT作品を購入する際の手順を紹介する。
NFT以外のアート作品を購入する場合には、通常のネットショッピングのように「購入」「カートに入れる」をクリックして案内通りに進めば問題ない。
① 目当てのNFT作品を見つけたら、作品ページの画面右上の「ウォレットに接続する」をクリック
MetaMaskのパスワードを入力し署名が完了すると、以下のような表示になりウォレットに接続したことが確認できる。
② 目当ての商品ページで「入札」をクリック
③ 入札価格と再販手数料を入力する
再販手数料は、NFTを再販する際に必要となる項目である。いわゆる「二次販売のマージン」のことだ。TRiCERA ARTでは購入者が作品を再販した場合、元の販売者に利益が入るようになっている。その利益率の設定を「再販手数料」の項目で行う。
④ MetaMaskが自動的に起動するので、ガス代を確認し「確認」をクリック
これで入札が完了する。ブロックチェーンの混雑状況によっては、取引の確認に数分かかることもある。取引が完了すると画面に「Congratulations」と表示され、入札が完了したことが確認できる。
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また、他の取引所も検討したい方は以下の記事を参考にするとよい。
TRiCERA ARTでNFT作品を購入してみよう
ここまで述べてきたように、TRiCERA ARTはアート作品専用のマーケットプレイスである。NFT作品もさることながら、NFT以外の作品もかなりの数の取り扱いがある。アート作品に興味のある人はもちろん、NFTを利用した資産運用に興味のある人もチェックしてみてはいかがだろうか。
同プラットフォームにはアーティストが自身の作品を出品できる仕組みもある。アートの販売方法について解説した記事も掲載予定であるため、ぜひそちらも確認してみてほしい。