NFTマーケットプレイスのOpenSea(オープンシー)において「ENS」と呼ばれるサービスの取引量が飛躍的に上昇した。これによりENSへの注目度が高まっている。
NFT投資、仮想通貨投資に興味がある方にとって、「ENSとは一体どのようなサービスなのか?」「ENSを活用して稼ぐことはできるのか?」といった点は気になるところであろう。
今回の記事では、OpenSeaにおけるENSの動きを説明した後、ENSの基本的な知識を紹介する。ENSドメインを利用できるサービスやENSでお金を稼ぐ方法についても紹介するので、ぜひ参考にしてみてほしい。
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NFTや仮想通貨の取引、およびブロックチェーンゲームのプレイには仮想通貨が必要となる。仮想通貨は仮想通貨取引所から入手できるので、まだ口座を開設していない方は、事前に開設しておこう。
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なお、他の取引所と比較したい方は以下の記事を参考にするとよい。
ENSの取引量がOpenSeaで急上昇
世界最大級のNFTマーケットプレイスであるOpenSeaでENS(Ethereum Name Service:イーサリアム・ネーム・サービス)の取引量が急上昇したことが話題になった。
取引量は170%上昇し2,305ETH(約4.5億円)にもおよんだという。比較として、常に首位を占めるBored Ape Yacht Club(ボアード・エイプ・ヨット・クラブ)が同期間に記録した取引量は2,126ETH(約4.2億円)であった。
ちなみにBored Ape Yacht Clubとは、Yuga Labs(ユガラボ)社が提供する大人気NFTコレクションだ。同コレクションは類人猿をモチーフにしたキャラクターで構成される。
なお、2022年9月18日時点におけるOpenSeaのランキングを確認すると、ENSは24時間以内で7位、1週間以内で8位、30日間以内で3位となっている。
取引量が急上昇した背景には、ENSをリーズナブルな価格で取得できることや、さまざまなウォレットに対応していることなどが挙げられるだろう。
次に、ENSについてよく知らない方のために、ENSの詳細を確認していこう。
※換算価格は2022年9月18日時点のもの。
ENSとは
ENSとは、Ethereum(イーサリアム)ブロックチェーンを基盤にしたネーミングサービスだ。ネーミングサービスは仮想通貨アドレスをわかりやすいユーザー名に変換できるサービスのことである。
例えば、数値と英字が連続した文字列の代わりに「nftnavi.eth」と検索すればよい。これによって仮想通貨の送受信がしやすくなり、簡単に取引を実行できる。
これまでに54万人以上のユーザーによって利用されており、217万ものユーザー名が作り出されている。
それでは、このネーミングサービスはどのようなサービスで利用できるのだろうか。
ENSドメインを利用できるサービス
公式ページで紹介されているだけでも、数多くのサービスで利用できることがわかる。ここでは一部を紹介しよう。
- Metamask(メタマスク)
- Coinbase(コインベース)
- Trsut Wallet(トラストウォレット)
- Uniswap(ユニスワップ)
- OpenSea(オープンシー)
- Nifty Gateway(ニフティ・ゲートウェイ)
- ShibaSwap(シバスワップ)
- SushiSwap(スシスワップ)
- PumaBrowser(プーマブラウザ)
- Status(ステータス)
- DappRadar(ダップレーダー)
- Etherscan(イーサスキャン)
- MyCrypto(マイクリプト)
- Enjin Wallet(エンジン・ウォレット)
- My Ether Wallet(マイ・イーサ・ウォレット)
このようにENSはウォレットやアプリを含むさまざまなサービスで利用されている。
ENSドメインで稼ぐ方法
ENSのドメインはマーケットプレイスなどで売買することが可能だ。実際にOpenSeaでも多くのドメインの取引が行われている。
特に数字3文字のドメインは000.ethから999.ethまでしか存在しないため、高値が付けられているようだ。また、アラビア語や漢字などを使用したドメインも見受けられる。
ENSで稼ぐためには、今後価値がつきそうなドメインを見極めて新たに作成したり、購入したりして入手する。その後、タイミングを見計らってマーケットプレイスで取引するとよいだろう。
なお、仮想通貨を持っていない人は、ドメインを入手するために取引所などで仮想通貨を入手する必要がある。
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ENSについての最新情報を集めよう
今回紹介したENSはOpenSeaで取引量が急増するなど、大きな変化を見せた。今後の変化をいち早くキャッチするためには、最新情報をチェックすることが重要だ。
ENSの公式ページからメーリングリストに登録したり、Discord(ディスコード)に参加したりして情報を積極的に集めよう。
他にもTwitter(ツイッター)やMedium(ミディアム)、GitHub(ギットハブ)などからも情報を入手できる。
なお、ENSのサービスについて詳しく知りたい方は、公式ドキュメントもあわせて確認しておくとよいだろう。