国内大手仮想通貨取引所コインチェックが提供するNFTマーケットプレイス「Coincheck NFT(β版)」で、アイドルグループSKE48とコラボしたデジタルトレーディングカード「おでかけNFTトレカ」の取扱いが開始されることが分かった。
なお、トレカの取扱いは2021年6月16日から始まっており、NFTトレカの購入にはコインチェックでの口座開設が必要となる。
今回Coincheck NFT(β版)で新たに取扱いをスタートする「NFTトレカ」は、ブロックチェーン上で発行されたデジタルトレーディングカードだ。それぞれのカードごとに固有の画像や音声、動画等のデータが内包されており、新たな形のファングッズとして期待されている。
このNFTトレカは、2021年4月10日・11日に日本ガイシホールで開催された松井珠理奈さんと高柳明音さんの卒業コンサートの一幕を撮り下ろした、今回限りのカードである。
「おでかけNFTトレカ」は合計100枚で、20種類のカードがそれぞれ5枚ずつ。販売通貨はイーサリアム(ETH)を予定しているという。
コインチェックは2021年3月にNFTマーケットプレイスの運営を開始し、運営開始から現在に至るまで2種類のブロックチェーンゲームで利用可能なNFTを取り扱っている。今回のSKE48とのコラボはマーケットプレイス誕生以来初めての試みであり、大きな注目を集めている。
コインチェックは今後も、ブロックチェーンゲームで利用できるNFTの他にもアートやスポーツなど、NFTの取扱いジャンルを拡大していく方針である。
2021年6月には国内大手のメッセンジャーアプリを運営するLINEが、独自のブロックチェーンを利用したNFTのマーケットプレイスを開発していることを発表している。日本にもNFTの波が押し寄せていることを感じざるを得ない。現段階では国内最大手とも言えるコインチェックのNFTマーケットプレイスの動向が日本でのNFT事業のモデルケースになると考えられるため、今後も要チェックだ。
参考URL:
https://corporate.coincheck.com/2021/06/10/148.html
https://www.coindeskjapan.com/112492/