チャンネル登録者数が2320万人に及ぶ、有名YouTuber(ユーチューバー)のLogan Paul(ローガン・ポール)氏が200万ドル(約2.2億円)に相当するポケモンカードを開封するオンラインイベントを開催し、88万ドル(約9700万円)でNFTを販売したことが話題になった。
アメリカのオハイオ州出身のローガン氏は元ボクシング選手で、俳優やインターネットセレブリティとしても知られている。彼はコレクションアイテムとして高い人気を誇るポケモンカードの収集に情熱を注いでおり、ポケモンカードをテーマにした動画を多数アップロードしている。
オンラインイベントは、アメリカ屈指のオークションハウスであるGoldin Auctions(以下、ゴールディン・オークションズ)の創設者Ken Goldin(ケン・ゴールディン)氏と共同開催で行われた。ゴールディン・オークションズはオンラインのマーケットプレイスで、主にコレクションカードを扱っている。
今回の開催目的は、ポケモンカードゲームの25周年を祝福するためだったという。開封されたパックの中には、初期版リザードンが2枚含まれていた。これは、1枚だけでも50万ドル(約5480万円)の価値に相当する超レアカードだ。他にもフシギバナ、カメックスなどのレアカードが合計12枚含まれていた。
パックからカードを取り出す様子は以下の動画でチェックできる。
ローガン氏は本イベントと併行して、デジタルデータのポケモンカードの販売を行い、NFT界への参入を果たした。NFTの販売は2回に分けて実施された。
1回目の販売で取り扱われたのは限定版のポケモンカードである。ローガン氏のお気に入りの色であるシルバー、ゴールド、マットブラックで装飾されたものがそれぞれ販売され、合計で50万ドル以上の価格で落札された。2回目は、イベント関連の動画やサイン入りのカードがNFTとして販売され、約37.7万ドルの値段がついた。
NFTを購入した者には、ローガン氏が運営するメンバークラブ「Maverick club(マーベリック・クラブ)」に1ヶ月間限定で参加できるメンバーシップ特典が付く。さらに、今後開催されるローガン氏のボクシングマッチ関連のNFTを購入する権利を獲得できる。
今後もNFTを活用した企画は行われるのだろうか。ローガン氏がアップロードする動画に注目していきたい。なお、彼のYouTubeチャンネルは以下のリンクから確認できる。
https://www.youtube.com/c/loganpaulvlogs/featured
参考URL:
https://www.youtube.com/c/loganpaulvlogs/featured
https://www.tubefilter.com/2021/03/01/logan-paul-unboxes-pokemon-cards-accompanying-nfts/