クジラ(大口保有者)が約46億円に相当するMANA(マナ)トークンの取引を行うなど、Decentraland(ディセントラランド)のトークンであるMANAの価格が高騰していることが話題を呼んでいる。
Decentralandとは、Ethereum(ETH:イーサリアム)のブロックチェーンを活用したメタバースだ。Facebook(フェイスブック)が社名を「Meta Platforms(メタ・プラットフォームズ)」に変更するなど、メタバース関連の動きに注目が集まっている。
今回、MANAトークンの価格が高騰したのも、メタバースへの関心が高まっていることが関係している。また、NFTなどのブロックチェーン技術をメタバースに活用していることも、要因の一つに挙げられるだろう。
仮想通貨の取引情報などを配信しているCoinGecko(コインゲッコー)によると、MANAの価格は4.57ドル(約522円)、時価総額は59.9億ドル(約6,835億)、時価総額ランクは41位となっている。11月25日には過去最高額の5.85ドル(約668円)を記録した(※注)。
Decentralandは、ユーザーがNFTマーケットプレイスで取引を行ったり、バーチャル世界で他のユーザーとコミュニケーションを取るなど、様々な方法で楽しめるプラットフォームだ。
AxieInfinity(アクシーインフィニティ)やEtheremon(イーサエモン)など、人気のあるブロックチェーンゲームとも連携しており、各媒体でのNFTの一部は互換性があるものとなっている。
Decentralandのほかにも、Somnium Space(ソムニウム・スペース)、CryptoVoxels(クリプトボクセルズ)など数々のメタバース関連のサービスが展開されているが、メタバースはこれまでのサービスと何が違うのだろうか。
Edward Castronova(エドワード・カストロノヴァ)氏が定めた定義によると、メタバースは物理性、双方向性、永続性をもつ仮想空間のことだ。
ユーザーはアバターに自分を投影して現実世界に近い感覚でコミュニケーションを図れる。さらに、ユーザーが加えた変更は永続性を保ち、リアルタイムで反映される。
メタバースを現実社会でも活用しようとする動きが広まっており、教育や医療、福祉分野などで実験的な試みが行われている。メタバースについては、近日中に別記事で詳しく解説する予定だ。
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※注:2021年11月27日時点のもの。
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