世界最大手のNFTマーケットプレイス「OpenSea(オープンシー)」。ブロックチェーンサービスの最新データを発信しているDappRadar(ダップレーダー)によると、2022年3月16日時点でユーザー数は約41万人(30日間)となっている。
OpenSeaでは、有名アーティストのデジタルアートの購入や、オリジナルのNFTの発行など、さまざまな楽しみ方ができる。ただ、どのようなユーザーであっても、手数料はなるべく安く抑えたいと考えるはずだ。
OpenSeaを利用する際はガス代が発生する。ガス代はOpenSea利用における手数料のようなものと考えて差支えないが、どのようなタイミングで発生するのかしっかり把握している人は多くはないだろう。
そこで今回の記事では、OpenSeaのガス代について解説する。この記事を読むことで、ガス代が発生するタイミングやガス代の確認方法、目安などの基本情報を理解できるようになるので、ぜひ参考にしてみてほしい。
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OpenSea(オープンシー)のガス(GAS)代とは
世界最大級のNFTマーケットプレイス「OpenSea(オープンシー)」。現在は、数多くのデジタルアートなどのコンテンツが出品されており、世界中のユーザーがOpenSeaで取引を行っている。
しかし、OpenSeaのガス(GAS)代についてよくわかっていないという方も多いのではないだろうか。
結論から述べると、OpenSeaのガス代とは「Ethereum(ETH:イーサリアム)のネットワークを利用した際にかかる手数料」のことだ。
OpenSeaはブロックチェーンにEthereumを使用しているため、必然的にガス代が発生する。それではガス代は、具体的にどのようなタイミングで発生するのだろうか。次で詳しく見ていこう。
OpenSeaでのNFT購入方法|決済方法や準備すべきものもまとめてご紹介
OpenSea(オープンシー)利用時にガス代が発生するタイミング
公式ページによると、OpenSea利用時に発生するガス代は、「One-time fees(1回限りの手数料)」と「Recurring fees(毎回発生する手数料)」の2種類に分けられる。
【One-time fees】
- Accepting an offer(オファーを受託する時)
- Transferring or Gifting an NFT to someone(NFTを他のユーザーに送付する時)
- Buying a NFT(NFT購入時)
- Canceling a listed NFT(出品したNFTをキャンセルする時)
- Canceling a Bid(入札をキャンセルする時)
- Converting WETH back to ETH, and vice versa(WETHとETHを換金する時)
- Freezing your metadata(メタデータを凍結させる時)
- Bridging ETH or withdrawing ETH to and from Polygon(ETHをPolygonから引き出す際など)
出品したNFTの価格を下げる際や、コレクションを作成する際はガス代が発生しない。しかし、ガス代のほかにOpenSeaでトランザクションを行う際に2.5%の手数料がかかることを留意しておこう。
OpenSea(オープンシー)でのガス代の計算方法
OpenSeaのガス代はEthereumの取引量によって変動する。ガス代を把握しておきたい方は計算方法を覚えておくとよいだろう。最初にガス代の単位について紹介する。
Gwei(ギガウェイ)・ガスリミットとは
Gwei(ギガウェイ)とは、「1GASあたりの値段」のことだ。ちなみに、ここでいうGASはトランザクション時に発生するガスの単位を指す。
Gweiは処理スピードによって変動する。高速でトランザクションが実施されると、短時間で取引を完了できるが、Gweiが高くなる。
ガスリミットとは、「トランザクション時に発生するガス代の最大値」のことだ。ガスリミットを設定することで、上限値で取引を終了させることができる。
ガス代の計算式は、「ガス代 = Gwei × ガスリミット」となる。ネットワーク上で多くの取引量が行われていると、Gweiが高くなるのでガス代も上昇する。
ガス代の確認方法
ここまでガス代の計算式を紹介したが、ガス代の相場を確認できるサービスも展開されている。
例えば、ETH Gas Station(ETH・ガス・ステーション)では、Ethereumネットワークにおけるガス価格やトランザクションを確認できるまでの時間を表示してくれる。同サービスを活用することで、ユーザーはベストなタイミングで取引を行えるようになる。
他にも、ethereumprice(イーサリアムプライス)やEtherscan(イーサスキャン、ETH Gas Now(ETH・ガス・ナウなど、さまざまなサービスがある。
OpenSea(オープンシー)利用時のガス代の目安
実際にOpenSeaを利用する場合、どれくらいのガス代がかかるのだろうか。以下で確認しておこう。
出品アイテムを1ETHに設定した場合、3月17日時点でガス代は上記の図の通りになった。「編集」ではガスリミットやGweiを調整できる。
出品形式をオークション、販売価格を1WETHに設定した場合は上の図の通りになる。
OpenSea(オープンシー)のガス代を節約する方法
OpenSeaのガス代を節安する方法は以下の通りだ。
- 処理速度を抑える
- Gweiとガスリミットを調整する
- 別のマーケットプレイスやチェーンの利用を検討する
まず、トランザクションの処理速度を抑えることで費用を安くできる。処理スピードが速ければ速いほどGweiが高くなるためだ。
また、Gweiとガスリミットを調整することも大切だろう。MetaMaskの設定画面では「高度なガスコントロール」をオンに設定を変更できる。設定をオンにすることで、ガス代を調整できる画面が送金画面、および確認画面に表示されるようになる。
特にガスリミットは費用を過度に浪費しないために上限を設定できるので、予算内に収まるように設定してみてほしい。
さらに、別のマーケットプレイスやブロックチェーンを利用することもガス代を節約するひとつの手となる。例えば、Polygon(ポリゴン)などのブロックチェーンはガス代が比較的安く、トランザクション等にかかるコストを抑えられる。
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ETHの送金手数料を抑えて節約する方法もある
今回の記事では、NFTマーケットプレイスのOpenSeaで取引したいと考えている方に向けて、OpenSeaのガス代を節約する方法について解説した。
OpenSeaにおけるガス代とは、Ethereumのネットワークを利用した際に生じる手数料のことだ。ガス代は処理スピードやトランザクションの量などによって変動するため、取引を行う際はガス代がどれくらいかかるか確認するようにしよう。
ガス代を安くすませる方法には、処理速度やガスリミットの調整、別のマーケットプレイスやブロックチェーンを利用することなどが考えられる。
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