SANDとは、Ethereumを基盤にして構築されたERC-20準拠の仮想通貨だ。注目を集めているブロックチェーンゲームThe Sandbox内で使用されている。
2021年に入ってからNFT市場は急成長を遂げており、ブロックチェーンゲームの人気も世界中で高まりつつある。
今回の記事では、SAND、及びThe Sandboxの基本的な知識から、運営元のゲームスタジオの情報、NFT分野での活用例まで幅広く解説する。
SANDの価格推移や購入できる仮想通貨取引所も併せて紹介するので、SANDを購入して資産運用を行いたいと考えている人は、ぜひ確認してみてほしい。
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SANDとは
SANDは、ブロックチェーンゲーム「The Sandbox(ザ・サンドボックス)」で使用されている仮想通貨だ。同通貨はEthereum(ETH:イーサリアム)を基盤にしたERC-20トークンに属する。
The Sandboxでは、バーチャル空間でLAND(ランド)と呼ばれる土地を所有し、自由にゲームやジオラマを構築できる。また、ゲーム内で作ったアイテムをNFTマーケットプレイスで販売可能だ。
他にも、LANDを他のプレーヤーに販売したり、貸したりすることで不動産収入も得られる。そのため、ゲームファンだけでなく、NFTを活用して資産運用を行っている人からの注目度も高いゲームだ。
暗号価格チャートと市場データを確認できる「CoinMarketCap(コインマーケットキャップ)」によると、SANDの価格は84.6円前後で、時価総額ランキングは115位。時価総額は約755億円となっている。(2021年9月19日時点)
SANDの運営組織に関する情報
SAND、及びThe Sandboxの運営元は、アメリカのモバイルゲームスタジオであるPixowl(ピックスオール)。2011年にサンフランシスコで設立してから、The Sandbox以外にも様々なゲームを開発している。
Pixowlが提供しているゲームは以下の通りだ。
- Match Island(マッチ・アイランド)
- Addams Family Mystery Mansion(アダムス・ファミリー・ミステリー・マンション)
- Peanuts: Snoopy’s Town Tale(ピーナッツ・スヌーピー・タウン・テール)
- Goosebumps HorrorTown(グースバンプス・ホラータウン)
- Garfield(ガーフィールド)
- Wonder Park Magic Rides(ワンダーパーク・マジックライド)
- Safari Party(サファリ・パーティー)
2018年には、香港に拠点を構えるモバイルゲーム会社のAnimoca Brands(アニモカ・ブランズ)と合併し、更なるサービスの拡大を目指している。
SANDの特徴とは
記事冒頭でも述べたが、SANDは「The Sandbox」内で利用されるゲーム内通貨である。プレイヤーは同ゲームを通じて、SANDを稼ぐことができる。また、SANDを支払うことでプレイに必要なアイテムなどが購入できる。
SANDトークンはEthereumのERC-20と呼ばれる規格を採用している。ERC-20に則って作成された全てのトークンは、互換性がある。そのため、同規格のトークンであればウォレットでまとめて管理が行える。
SANDのNFT分野での活用例
The Sandboxは、The Walking Dead(ウォーキング・デッド)やATARI(アタリ)などをはじめとした様々なゲーム企業やメディア、著名人とパートナーシップを結んでおり、NFTに関連したサービスを展開している。
さらに、世界最大規模のNFTマーケットプレイス「OpenSea(オープンシー)」で、ゲームのNFTアイテムを売買できる。現時点では、10万個以上のアイテムが出品されており、最低価格は5SAND(約420円)となっている(2021年9月19日時点)。
SANDの価格推移
ここでは、多機能チャートツールの「Trading View(トレーディングビュー)」を参考にして、SANDのチャートを確認しよう。
2021年7月に一時落ち込みを見せるも、2021年に入ってから右肩上がりで増加しており、9月には約1.2ドルにまで価格が上昇した。
2021年3月にはTwitter(ツイッター)のCEOであるJack Dorsey(ジャック・ドーシー)氏が自身のツイート投稿をNFT化して販売し、約291万ドル(約3億1千万円)で落札されたことが話題になった。
上記のような著名人の取り組みも影響して、NFT関連銘柄への注目度が上がっており、NFT市場は急成長を遂げている。SANDの価格上昇もこのNFTの認知拡大が関係していると考えられる。
SANDは今後どうなるのか
The Sandboxの公式ページによると、SANDは今後も様々なサービスをアップグレードしていくそうだ。実際に、2021年にはスマートフォンとタブレットにも対応するなど、ユーザーが使いやすい環境を目指している。
最近では暗号資産関連サービスを手掛けるコインチェック株式会社が、同社の運営しているNFTマーケットプレイス「Coincheck NFT β版(コインチェックNFT・ベータ版)」において、同ゲームのLANDを販売したことが話題になった。
国内の企業もThe Sandboxに注目していることから、ゲームに対する期待度の高さがうかがえる。このように、The Sandbox、及びブロックチェーンゲームへの関心が高まっている状況を考えると、今後SANDの需要も高まることが予想される。
SANDの購入方法
2021年9月時点では、SANDを扱っている国内の取引所はない。SANDを購入できる海外取引所やDEX(Decentralized Exchange:分散型取引所)は以下の通りだ。
- Binance(バイナンス)
- UPbit(アップビット)
- Huobi(フォビ)
- Uniswap(ユニスワップ)
- KuCoin(クーコイン)
- LCX(エルシーエックス)
- Bittrex(ビットトレックス)
- LBank(エルバンク)
- Gemini(ジェミナイ)
- Indodax(インドダックス)
- Crypto.com(クリプトドットコム)
- LATOKEN(ラトークン)
- BitMart(ビットマート)
- Liquid(リキッド)
- MXC(エムエックスシー)
- Poloniex(ポロニエックス)
- Simplex(シンプレックス)
- Tokocrypto(トコクリプト)
- WazirX(ワジールエックス)
- WBF(ダブリュービーエフ)
- bithumb(ビッサム)
- MAX(マックス)
購入手順としては、いずれかの仮想通貨取引所で口座を開設した後、日本の口座から海外仮想通貨取引所の口座に送金し、SANDを購入する流れとなる。なお、日本の口座はCoincheckなどが提供している。
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また、他の取引所も検討したい方は以下の記事を参考にするとよい。
SANDを活用してNFTで資産運用を行おう
今回の記事ではアメリカのゲームスタジオPixowlが提供しているSAND、及びThe Sandboxについて解説した。
SANDはEthereumを基盤にして構築されたブロックチェーンであり、The Sandbox内の通貨としても使われている。
ゲーム内のNFTアイテムは、世界最大規模のNFTマーケットプレイスOpenSeaで売買可能だ。なお、OpenSeaの登録方法は当サイトの別記事で紹介しているので参考にしてほしい。
ブロックチェーンゲームは国内でも人気が上昇しており、SANDへのニーズも高まっていくことが予想される。SANDを扱っている日本の仮想通貨取引所は2021年9月時点ではないので、海外の仮想通貨取引所を利用する必要があることを覚えておこう。