イタリアのスポーツカーメーカーであるLamborghini(以下、ランボルギーニ)が、NFT分野に進出したことが明らかになった。
ランボルギーニの創設者Ferruccio Lamborghini(以下、フェルッチオ・ランボルギーニ)氏の息子、Tonino Lamborghini(トニーノ・ランボルギーニ)氏が運営する「Museo Ferruccio Lamborghini(フェルッチオ・ランボルギーニ・ミュージアム)」が所蔵するコレクションをNFT化したという。
9月25日、NFTプラットフォームである「Elysium Bridge(エリジウム・ブリッジ)」でコレクションが販売された。公式ツイッターでは、10月1日にNFTコレクションが完売したという内容のツイートが確認できる。
今回のプロジェクトで販売されたコレクションの一つ、Ferruccio Lamborghini’s personal Miura SV(フェルッチオ・ランボルギーニ・パーソナル・ミウラ・SV)は、フェルッチオ・ランボルギーニ氏が工場へ向かうのに毎日使用していたモデルだ。
現在は、フェルッチオ・ランボルギーニ氏の甥であるFerruccio Jr.(フェルッチオJr.)氏が所有しており、これまで販売されたことは一度もない。落札価格は91719ユーロで、日本円に換算すると1,200万円近くの価格になる。
他にも、1948年に公開されたランボルギーニ初のトラクターモデルや、世界に一つしか存在しないヘリコプターのプロトタイプモデルなど、数々のレアモデルがNFTとして販売された。
また、1963年に初めてエンジンのテストを行った当時の写真や、1960年代後半に撮影された工場内の写真など、プライベート写真を含めた貴重な写真もNFT化された。
電気通信事業を手掛ける起業家、及びElysium Bridgeの創設者であるEnrico Branchetti(エンリコ・ブランチェッティ)氏は、以下のように述べている。
今回のプロジェクトは、ユニークなアイテムをオークションで発見できる真の旅になるだろう。これまでランボルギーニ一家しか知り得なかったことや歴史的事実が明らかになる。
自動車メーカーでは、ランボルギーニ以外にPorsche(ポルシェ)やMcLaren(マクラーレン)、日産などがNFT業界に参入している。世界的に有名な自動車メーカーがNFTに積極的な姿勢を見せていることを受けて、今後もNFTに対するニーズは高まっていくだろう。
参考URL:
https://news.yahoo.co.jp/articles/43454e196af3ed952c9756ab9748bc6019c696b0