NFTの取引に欠かせないのが仮想通貨のウォレット。なかでも代表的なものがMetaMaskというウォレットだ。MetaMaskとは、NFTのマーケットプレイスであるOpenSeaなど、多くのサービスに対応するウォレットである。
この記事では、MetaMaskでウォレットを作成する方法から入金・出金方法を一通り画像付きで解説している。この記事を読むことで、MetaMaskの利用方法や概要を理解できる。
MetaMaskを扱うことは決して難しくなく、誰でもすぐに使い方をマスターできる。本記事の内容を実践し、ぜひNFT取引に役立てみてほしい。
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NFTや仮想通貨の取引、およびブロックチェーンゲームのプレイには仮想通貨が必要となる。仮想通貨は仮想通貨取引所から入手できるので、まだ口座を開設していない方は、事前に開設しておこう。
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なお、他の取引所と比較したい方は以下の記事を参考にするとよい。
MetaMask(メタマスク)とはイーサリアム系トークンを管理できるウォレット
MetaMaskとは、イーサリアムやイーサリアムをベースに発行されたERC-20トークンを保管することができるウォレットだ。
仮想通貨のウォレットには、デスクトップウォレットやハードウェアウォレットなど、全部で5種類のウォレットがある。その中でもMetaMaskは、ブラウザの拡張機能として使用する「デスクトップウォレット」と、スマートフォンのアプリで使用する「モバイルウォレット」の2つのタイプを兼ね備えている。
ネットワークに接続する「ホットウォレット」に分類されるウォレットであり、送金などの取引がスムーズに行えるのがメリットである。
MetaMaskはdApps(分散型アプリケーション)やブロックチェーンゲームなどと連携させることが可能だ。つまり、MetaMaskを通して直接dAppsの利用料金やブロックチェーンゲームのアイテム購入代金などを支払うといったことができる。ブロックチェーン上での取引で必携のツールといえるであろう。
対応端末とブラウザ
MetaMaskの対応端末と対応ブラウザは以下の通りである。
対応端末 | PC・スマートフォン |
ブラウザ | Google Chrome・Firefox・Brave・Microsoft Edge |
PCで使用する場合は、ブラウザの拡張機能として使用する。
MetaMask(メタマスク)ウォレットの作成手順
ここでは、MetaMaskでウォレットを作成する手順を紹介している。なお、今回ブラウザはGoogle Chromeを使用する。
まずは、MetaMaskの公式サイトにアクセス。こちらからアクセスできる。
「Download now」をクリックする。
「Install MetaMask for Chrome」をクリックして、ダウンロードする。
「Chromeに追加」をクリックする。
「拡張機能を追加」をクリックし、Googleの拡張機能に追加する。
Chromeの拡張機能を追加したら、「はじめる」をクリック。
MetaMaskウォレットの作成が初めての場合は、右側の「ウォレットの作成」をクリックする。
内容を確認して、「同意します」をクリックする。
MetaMaskのパスワードを作成し、入力する。利用規約を確認したらチェックボックスにチェックを入れ、「作成」をクリック。
クリックしてシードフレーズを確認・メモする。
シードフレーズとは、アカウントのバックアップと復元のために使用するパスワードだ。MetaMaskは複数の端末でも利用できるため、別の端末で利用する際にはこのシードフレーズを入力することになる。
シードフレーズは24個の英単語からなる。絶対に他人に知られてはいけないため、管理には注意が必要だ。
ウォレットの作成が完了すると、上記の画面が表示される。
MetaMask(メタマスク)の入金方法
次に、MetaMaskへの入金方法を解説する。
まず、アカウント画面の「入金」をクリックする。
MetaMaskにイーサリアムを入金するには、Wyreでイーサリアムを購入するか、別のウォレットからMetaMaskに入金するという2つの方法がある。
Wyreとは法定通貨と仮想通貨の橋渡し役となる企業のサービスであり、ビットコイン(BTC)・イーサリアム(ETH)・ダイ(DAI)の3通貨を、デビットカードで購入できる。
今回は、他のウォレットからMetaMaskに入金する方法を紹介する。「アカウントを表示」をクリックする。
MetaMaskウォレットの自身のアドレスが選択された状態で表示されるので、コピーする。その後、取引所のウォレットやその他のウォレットでコピーしたアドレスをペーストして送金すれば、MetaMaskに入金が可能だ。
NFT取引には仮想通貨が必要となることが多いため、あらかじめ仮想通貨の口座を開設しておくと便利だ。CoincheckではCoincheck NFTというサービスを展開するなど、NFT取引に力を入れている。はじめてNFT取引にチャレンジする方は開設しておいて損はないだろう。
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MetaMask(メタマスク)の出金方法
次に、MetaMaskから出金する方法を紹介する。
まず、アカウント画面の「送る」をクリックする。
送り先のアドレスを入力する。MetaMaskアカウントが複数ある場合は、自身のアカウント間で送金することも可能だ。その場合は、青字になっている「自身のアカウント間での移動」をクリックする。
送金する金額を設定する。設定したら、ガス代も確認し次へ進む。
最終確認をして、「確認」をクリックすれば送金が完了する。
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Metamask(メタマスク)の知っておくべき便利な機能
Metamaskを利用する上で知っておきたい機能がいくつか存在する。ここでは、Metamaskの便利な機能を確認しよう。
イーサリアム以外のブロックチェーンに接続する
Metamaskはイーサリアム系のブロックチェーンをベースにしたウォレットであるが、イーサリアム以外のブロックチェーンに接続することもできる。
ネットワーク変更の方法は決して難しくない。まず、ログイン画面の上部に表示されている「イーサリアムメインネット」をクリックする。
「イーサリアムメインネット」の他に、「Polygon MainNet(ポリゴン・メインネット)」と「Binance Smart Chain Mainnet(バイナンス・スマート・チェーン・メインネット)」が表示される。
これらの2つのいずれかに変更する場合は、クリックするだけでネットワークが切り替わる。
「ネットワークを追加」を選択すると、上記のような画面が表示される。接続したいネットワークにおける以下の情報を保存することで、オプションに追加される。
- ネットワーク名
- 新しいRPC URL
- チェーンID
- 通貨記号
- ブッロクエクスプローラーのURL(任意)
追加したネットワークは削除することもできる。ネットワーク横の「×」をクリックするだけだ。
なお、ネットワーク追加の詳細については別記事で紹介する予定なので、当サイトの公式ツイッターをフォローして最新情報を確認してほしい。
イーサリアム以外の通貨を管理する
Metamaskではイーサリアム以外の通貨を管理することも可能だ。ログイン画面で「トークンをインポート」を選択しよう。
「トークンを検索」で名前などを検索すると、選択肢が表示される。
「カスタムトークン」では、以下の情報を入力することで追加したトークンを管理できるようになる。
- トークンコントラクトアドレス
- トークンシンボル
- トークンの小数桁数
複数アカウントを管理する
Metamaskでは複数アカウントを同時に管理できるので、用途などにあわせて使い分けるとよい。
まずログイン画面上部のアイコンを選択しよう。
「アカウントを作成」を選択し、アカウント名を入力するだけで追加できる。追加したアカウントは後から削除することも可能だ。
DEXで換金を行う
MetamaskにはDEX(分散型取引所)で換金できる機能が搭載されている。
ログイン画面の「スワップ」を選択すると、スワップ元のトークンの種類と、スワップする金額、スワップ先のトークンの種類を選べるようになる。
なお、詳細オプションとして、最大スリッページを設定できる。最大スリッページとは、換金する時点と換金が承認された時点で価格が変わる場合、設定を超えるようであればスワップが自動でキャンセルされる機能だ。予想外の出費を防ぐためにも、スリッページは事前に設定しておくことをおすすめする。
Metamask(メタマスク)に関するQ&A
ここでは、Metamaskに関するQ&Aを紹介する。
Q1. 別端末でも同じアカウントを利用できますか?
別端末で同じアカウントにログインすることは可能だ。そのため、パソコンやスマートフォンなど、複数端末で同じMetamaskアカウントを管理することもできる。シークレットリカバリーフレーズを使用して、他の端末でもログインしてみよう。
Metamaskのアカウントを別端末で復元する方法は以下の記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてほしい。
【必見】Metamask(メタマスク)の裏ワザ – アカウントの復元、複数追加、削除の方法をご紹介
Q2. スマートフォンでもMetamaskを使いたい場合は?
スマートフォンでMetamaskを利用する場合は、アプリ版を利用するとよい。先述したように別端末でも同じアカウントを利用できるので、パソコンなどで使用しているアカウントとアプリを同期させることも可能だ。
スマートフォン版の概要については、こちらの記事を確認してほしい。
【スマホ版】MetaMask(メタマスク)の使い方とは?アプリの登録方法を解説!
Q3. ログインができなくなった…どうすればいいですか?
パスワードを忘れてMetamaskにログインできない場合、シークレットリカバリーフレーズを利用することでアカウントを復元できる。詳しい対処法は以下の記事を確認しよう。
Metamask(メタマスク)にログインできない場合の対処法を解説!
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また、他の取引所も検討したい方は以下の記事を参考にするとよい。
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今回は、MetaMaskの登録方法から実際の利用方法まで、順を追って解説した。MetaMaskは、多くのマーケットプレイスで利用できる利便性の高いウォレットである。MetaMaskの準備ができたら、いよいよNFTの取引が可能となる。NFT取引の始め方については、別の記事で解説しているので、ぜひそちらもご覧いただきたい。