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【証券アナリストが分析】NFT普及の起爆剤となる可能性を秘める「Enjinプロジェクト」の将来性とは

未来
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今後、NFTが市民権を得るためには、現在課題となっているNFT発行にかかるコスト(ガス代)と仮想通貨取引に関する煩わしさの解決が必要である。

それを解決する一つの手段として、ENJ(エンジンコイン)を発行する「Enjinプロジェクト」による新しいメインネットである「JumpNet」とそれに続く「Efinity」に注目が集まっている。

そこで今回は「Enjinプロジェクト」とそのプラットフォームに使用されるENJ(エンジンコイン)の特徴と将来性について解説する。

執筆者プロフィール

中島 翔

学生時代にFX、先物、オプションを経験し、FXをメインに4年間投資に没頭。あおぞら銀行でMBS投資業務に従事。三菱UFJモルガンスタンレー証券へ転職し、外国為替のスポット、フォワード、オプショントレーダー、Coincheckでの仮想通貨トレーディングとトレーダーを経験し、その後NYブロックチェーン関連のVCに所属しCWC株式会社を設立。
【保有資格】証券アナリスト

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目次

Enjinコインとは

Enjinプラットフォームで使用されるトークンをENJ(エンジンコイン)と呼ぶ。Enjinプロジェクトを主導するEnjin社は2009年にシンガポールで設立された。

同社は元々ゲームコミュニティ企業として誕生した会社である。「Enjin Network」というゲームコミュニティ・プラットフォームの運営からスタートし、今では2000万ユーザーを超えるプラットフォームにまで成長している。 

Enjin社は技術力が非常に高い企業として知られ、現CTOのラドンスキー氏はイーサリアムの二つのNFT規格のうち上位に位置するERC-1155規格を考案した人でもある。

Enjinプロジェクトでは、ゲームコミュニティプラットフォームの運営で培った知見をもとに、ゲーム開発・運営企業へのブロックチェーン技術の導入を支援している。また、ガス代のかからないブロックチェーン・プラットフォームを構築することで、NFTをはじめとするブロックチェーン技術の実用化にも貢献している。

実際にMicrosoftをはじめとする大手企業がブロックチェーンゲームの基盤として使用した実績がある。また、日本でもCoincheckをはじめとする複数のNFTマーケットプレイスと提携をしている。

Enjinコインの特徴をおさらい

Enjinコインの特徴は、ERC-1155トークンとして初めて開発された仮想通貨である点だ。

イーサリアム規格であるERC-1155トークンは、2018年にCTOのウィテック・ラドンスキーにより考案され、イーサリアムコミュニティにおいて正式規格のひとつとして承認されている。

EnjinコインはEnjinプロジェクトで開発されたブロックチェーンエコシステムーン「Enjinプラットフォーム」で使用されるトークンであり、Enjinプロジェクトでは複数のプロダクトと外部への基盤提供を行っている。

Enjinプラットホームがベースとなっているプロダクトは以下の通りだ

  1. ブロックチェーンプラットフォーム(Enjin Platform)
  2. ウォレット(Enjin Wallet)
  3. NFTマーケットプレイス(Enjin Market place)
  4. JumpNet(イーサリアムのガス代が無料でNFTを発行できる高速ブロックチェーン)
  5. Beam(QRコードを使用した次世代型マーケティングツール)

他にも自社プロダクト以外に外部へ提供している基盤やソフトウェアとして以下の3種類がある。

  1. ブロックチェーンゲームの基盤
  2. 独自ブランドのブロックチェーンエクスプローラーやマーケットプレイスの基盤
  3. NFTが利用可能なソフトウェア

これらの基盤やSDKなどのソフトウェアを利用することで、ブロックチェーンのコーディング技術を一切必要とせずに分散型ブロックチェーンのシステム開発ができる仕組みを外部に提供している。

Enjinコインの将来性を予測する

2021年度中には実現予定の計画として、スマートフォンを利用したNFTのパーソナルユースがある。

スマートフォンにアプリケーションをインストールし、写真などのデジタルデータをアップロードするだけでNFTが発行される仕組みが考えられている。

現状ではNFTマーケットプレイスのWebアプリケーションを使用して同様のことができるが、Enjinプロジェクトが提供するツールの優れた点としてはNFTの発行が無料であるという点だ。

そのようなツールが普及すれば、誰もが簡単にNFTを発行しNFTマーケットプレイスや個人間で交換・売買できる世界がすぐそこまで来てると言える。

また、JumpNetの次に発表される大型プロジェクト「Efinity」も要注目だ。エンジン社は異なる複数のブロックチェーンに対応したトークン「Efinity」を発行できる高速プラットフォームを公開予定だという。同社は構想実現に向けてPolkadotと提携している。

現在は異なるブロックチェーン同士のクロスユースは難しい状態にある。同プロジェクトでは他のブロックチェーンとの相互利用を目指しており、ブロックチェーン業界全体が期待を寄せている。

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EnjinはNFTが抱える課題を解決する

NFTの市民権獲得における課題は、「NFTの取扱い難易度」「発行・売買・転送に伴うガス代」「仮想通貨ユーザー以外の取り込み」「コンテンツの質」などがあるが、Enjinプロジェクトは高いレベルで、取扱難易度とガス代の課題に対するソリューションを提供する。

JumpNetとEfinityの稼働により基盤となるブロックチェーンが実用性の高いものとなれば、開発者側においてもEnjinプラットフォームの利用促進につながるだろう。 

そうなれば、Enjinプラットフォーム自体の価値が向上して、そのトークンであるエンジンコインの価値向上にもつながると考えられる。


参考URL:

Enjinプロジェクト https://ja.enjin.io/

Enjin Market place https://enjinx.io/eth/marketplace

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