ソフトバンクがブロックチェーン技術を活用したファンタジーフットボールゲームの「Sorare(以下、ソレア)」に5.32億ドル(約600億円)出資することが明らかになった。また、イギリスの投資企業であるAtomico(アトミコ)も同様に出資予定だという。
ソフトバンクの出資額も含め、同サービスに投資される予定の金額を合計すると約4,200億円にも及ぶと予想されており、高い期待を集めている。
AC Milan(ACミラン)やReal Madrid CF(レアル・マドリード)を始めとした、世界140以上のクラブチームとライセンス提携するソレアは、実在するサッカー選手のデジタルカードを取引できるプラットフォームとなっている。ブロックチェーン技術を活用したデジタルアイテムが扱われており、新たなオンラインスポーツの形として、多くのサッカーファンを魅了している。
カードを揃えるとリーグに参加することもでき、現実世界の試合結果に基づいてスコアを獲得できる仕組みが大きな特徴となる。川崎フロンターレや、横浜F・マリノス、鹿島アントラーズ、ヴィッセル神戸など、日本のクラブチームも多数参加している。
ソレアは、Coincheck(以下、コインチェック)株式会社と連携したことでも話題になった。コインチェックは日本最大級の仮想通貨取引所として知られている。コインチェックが提供するマーケットプレイスではソレアで利用可能なNFTを取引する構想もあるという。
ソフトバンクは、仮想通貨関連の投資が続いていることで話題になっている。今回のソレアへの出資だけでなく、ブラジル最大級の仮想通貨取引所であるMercado Bitcoin(メルカード・ビットコイン)にも2億ドル(約220億円)を出資している。
また、ソフトバンクグループの投資部門であるSB Northstar(SBノーススター)が、暗号資産の開発事業を手掛けているBlock.one(ブロックワン)の子会社、Bullish(以下、ブリッシュ)の株式を購入することが発表された。ブリッシュは、仮想通貨取引所の立ち上げなどの事業を展開しており、7,500万ドル分(約82億円分)の出資が行われる予定だ。
このように、ソフトバンクは仮想通貨関連の事業を行っている企業やサービスに注目している。大手企業のソフトバンクが仮想通貨やブロックチェーンに積極的な姿勢を示したことによって、他企業における投資の動向にも多大なる影響を与えるだろう。
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参考URL:
https://sorare.com/faq?selection=Clubs
https://corporate.coincheck.com/#product
アイキャッチ画像引用元:
https://www.cnbc.com/2021/06/09/softbank-launching-emerge-accelerator-for-diverse-founders-in-europe.html