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世界的ミーム動画「Charlie Bit My Finger」がNFTとして出品

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世界的なミーム動画として知られる「Charlie Bit My Finger」が、NFTマーケットプレイスの「Origin Protocol」で出品されたことが分かった。

「ミーム」とは海外で使われるスラングで、SNSなどから爆発的に広まっていく流行りの画像や動画を意味する。

これまでも世界的に有名なインターネットミームがNFTとしてオークションに出品され、高額な価格で落札されている。

今回出品された「Charlie Bit My Finger」は、2007年にYouTubeにアップされた56秒のホームビデオだ。兄のHarryが興味本位で弟Charlieの口の中に指を突っ込んだところ、案の定嚙まれてしまい、兄が泣きべそをかく、という可愛らしい動画である。

公開から15周年を迎えるタイミングで、一家はNFTとしてオークション出品することを決意。2021年5月22日にNFTプラットフォーム「Origin Protocol」へ出品し、落札が決定すると同時にYouTubeの動画は削除するとのことだ。

この動画はもともと、彼らの父親が祖父にメールで送信しようとしたもののデータが重く送れず、YouTubeにアップすることで共有したというのがきっかけだ。

動画の可愛さが口コミで広がり、公開から1年も経たずして1200万回再生を突破した。2009年10月には、「YouTubeで最も再生された動画」に認定されている。さらに現在までに、約8億8100万回という驚異的な再生回数を記録しているほどの人気ぶりだ。

落札者は、成長したHarryとCharlieを起用した独自のパロディビデオを作成できる権利も手に入れられるという。購入した人に特典を設けて「特別感」を演出したことは、NFTを上手く活用する例として参考になるであろう。

これまでに数々のミームがNFTとしてオークションで出品されてきた。有名なところで、Disaster Girl(災いの少女)は49万5000ドル(約5400万円)、David After Dentist(歯医者終わりのデイビッド)は11,768ドル(約128万円)で落札されている。今回のCharlie Bit My Fingerが一体どれほどの価格で落札されるのか見ものである。

落札者が現れる前に、YouTubeに上がっている動画を今のうちに見ておくのもいいだろう。

NFTとして販売されるものは、作りこまれたアート作品だけではない。「NFTはこうでなければならない」といった決まりはないため、可能性は無限大である。

コインチェック

参考URL:

https://edition.cnn.com/2021/05/22/us/charlie-bit-my-finger-nft-trnd/index.html

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