「NFT取引と言えばOpenSea」と言われるくらいNFTマーケットプレイスの代名詞となったOpenSea。
この記事では、OpenSeaでの取引量ランキングを1位から5位まで紹介している。世界ではどんなNFTが流行しているのかというトレンドを押さえておくことは、今後の取引の方針を考える上でも重要だ。
ぜひ本記事を最後までチェックして、人気銘柄について大まかに理解しておこう。
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なお、他の取引所と比較したい方は以下の記事を参考にするとよい。
OpenSeaの取引状況・市場分析
OpenSeaは2017年12月にリリースされた世界最大級のNFTマーケットプレイスだ。2021年8月の月間アクティブユーザーは約22万人であり、その高い人気度がうかがえる。
さらに同プラットフォームでは2021年10月6日現在、約2,123万点のNFTが出品されている。2021年8月の流通総額は約3,650億円に上り、かなりの規模で展開している。
OpenSeaでの過去最高落札額は、285,111ETH(約9500万円)である。落札されたのは「Warriors 6x World Champion Ring NFT & Physical Ring」というチャンピオンリングのNFTだ。
さらにせきぐちあいみ氏(VRアーティスト)や西野亮廣氏(キングコング)など、日本のアーティストも数多くOpenSeaで作品を販売している。今やNFT販売には欠かせないプラットフォームといっても過言ではないだろう。
OpenSeaの取引量ランキング
2021年10月6日時点でのOpenSeaの取引量ランキングを紹介する。
ランキングはOpenSeaの公式サイトに掲載されているものであり、全カテゴリーを含めた取引量をランク付けしている。データは過去7日間で集計しており、使用ブロックチェーンも全てのものを含む。
実際の取引量ランキングは以下の通りだ。
- 1位:CryptoPunks
- 2位:CrypToadz by GREMPLIN
- 3位:Art Blocks Playground
- 4位:Art Blocks Curated
- 5位:Bored Ape yacht Club
次の項目でそれぞれの銘柄について紹介していく。
1位:CryptoPunks
CryptoPunks(クリプトパンク)とは2017年にリリースされた、キャラクター画像のNFTアートだ。
同銘柄のOpenSeaでの取引量は約26,013ETH(約101億8470万円)であり、断トツで1位に輝いている。出品アイテム数は約10,000点で、所有者数は約3,100人にも上る。
CryptoPunksは24×24ピクセルのデジタルアートであり、ユニークなデザインが特徴的だ。ひとつとして同じデザインのものは存在しないため、蒐集目的で購入する人が多いと考えられる。
作品のほとんどは人間の顔を模したデザインであるが、中にはごくまれに宇宙人やゾンビのデザインも存在するという。そのようなレアリティの高いものは高値がつくため、投資目的で購入する人も多いとみられている。
実際に宇宙人をモチーフにした作品が高額落札された事例がある。以下の「CryptoPunks 7804」は帽子とサングラスを身につけてパイプを吸っている、青色の宇宙人のデザインだ。
このNFTは2021年3月10日、4200ETH(約8億1400万円)という驚異的な額で落札された。
ちなみにCryptPunksのNFTは安くても10ETH(約389万円)ほどであり、いずれも高額である(2021年10月6日時点)。
2位:CrypToadz by GREMPLIN
CrypToadz by GREMPLINは取引量が約16,237ETH(約63億3039万円)であり、CryptPunksに次いで2位にランクインしている。
アイテム数は約7,000点で、所有者数は約3,300人だ。最低価格は13.98ETH(約545万円)とかなり高額である。
同NFTは暴虐的なGremplin王のルールから逃れようと試みる小さな生き物たちを描いている。細かい設定や世界観が定められているが、特別プレイするゲームがあるというわけではない。
CrypToadz by GREMPLINのNFTは著作権が特にないため、購入者は好きなように使用して良いとされている。
3位:Art Blocks Playground
Art Blocks Playgroundは取引量が約11,786ETH(約45億9506万円)で、総アイテム数は約21,400点のNFTだ。所有者数は約5,700人。最低価格は0.37ETH(約14万円)で他の人気NFTと比べると安価である。
Art BlocksはNFTアートを自動生成できる独自のプラットフォームだ。好きなスタイルを選択し、料金を支払うとランダムにNFTが作成されるという、NFTのプラットフォームとしては斬新で新しい仕組みを取り入れている。
プラットフォームはイーサリアムのブロックチェーンを基盤に構築されており、ブロックチェーン上のブロックを認識する「ハッシュ」をカラフルなアートとして抽象化して出力する。
作成されたNFTはイーサリアムのアカウントに送信される。作成されるアートは3Dモデルや静止画像など、多岐にわたる。
Art Blocks Playgroundは、厳選されたNFTを保有するアーティストらのための場所だ。後ほど紹介する4位のArt Blocks Curatedとは異なり、アイテムの厳格な審査は行われていない。しかし、アーティストは一度に1つのプロジェクトしかリリースできず、2つ目のNFTをリリースするには少なくとも1ヶ月間隔を空けなくてはならないというルールがある。
4位:Art Blocks Curated
3位と同じArt Blocks シリーズのNFT銘柄。Art Blocks Curatedの取引量は11,108ETH(約43億3073万円)、アイテム数は約40,200点、所有者は約7,700人だ。最低価格は0.95ETH(約37万円)と比較的安くなっている。
Art Blocks Curatedは3位のPlaygroundとは違い、Art Blocksチームが厳選したアセットのみを販売している。審査はかなり厳格で、ものによっては審査に2年かかることもあるという。Art Blocksチームは新しいNFTコレクションを四半期ごとにリリースする。
過去には、下記の「Ringers #879」が6億円を超える価格で落札された。
関連記事:ジェネレーティブアートを生成するArt Blocks Curatedの落札実績を紹介
5位:Bored Ape yacht Club
Bored Ape yacht Clubは取引量が7,833ETH(約30億5389万円)、アイテム数は約10,000点にも上る人気NFT銘柄だ。所有者は約5,600人、最低価格は39.88ETH(約1554万円)とかなり高額であることが分かる。
同銘柄はデジタルアートのNFTである。NFTには猿のアバターがデザインされており、帽子や服装、表情などがそれぞれ異なる。
NFT自体がyacht Clubのメンバーシップカードの役割を果たすのも特徴だ。yacht Clubでは、レアなアバターや芸術品を購入できるという。
現在オークション中(2021年10月6日時点)の作品の中には888ETH(約3億4620万円)まで価格が高騰しているものある。
関連記事:Bored Ape Yacht ClubとAnimoca Brandsが共同でブロックチェーンゲームを開発
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OpenSeaの人気銘柄を知っておこう
ここまで、OpenSeaの取引量ランキングを1位から5位まで紹介した。
OpenSeaは世界有数のNFTプラットフォームであるため、ここで取引量が上位にランクインしたNFTは将来的にもかなり有望であると考えられる。
日本ではほとんど馴染みのない銘柄も上位にランクインしているので、値上がりを期待して今のうちから購入してみるのも面白いだろう。
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